1961年ボリヴィア生まれ。日本を代表する古楽奏者として、「レザール・フロリサン」「シャペル・ロワイヤル」「コレギウム・ヴォカーレ」「ラ・プティット・バンド」などのヨーロッパを代表する古楽器アンサンブルのコンサートマスターを歴任してきた。またソリストとしても数多くのオーケストラと協奏曲を共演。日本では、弦楽四重奏団「ミト・デラルコ」の第1ヴァイオリン奏者や「バッハ・コレギウム・ジャパン」のコンサートマスターとして活躍、近年では復元楽器「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」による精力的な演奏など、幅の広い活動を行っている。デンオン・アリアーレ・シリーズを中心に多くのCDを出しており、最新の録音であるテレマン《無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア》(2011)で、自身二度目となる芸術祭優秀賞を受賞。『第1回北とぴあ国際音楽祭'95』において、パーセルの《ダイドーとエネアス》で指揮者デビュー。日本で最もバロック・オペラに精通した貴重な存在として注目を集めている。現在、デン・ハーグ王立音楽院教授、 桐朋学園大学音楽学部特任教授。ブリュッセル在住。
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