おとくゆるの音楽、コンサートつくりのテーマに「和(なご)やかで、まろやかな空間をご提供したい」という想いがあります。また楽曲の歌詞の物語や背景の中にある、非常に大きな大きなテーマですが「ものごとの循環」や「ひと、いきもの、森羅万象との繋がり」などにも、時には踏み込んだりして楽曲を作ってきました。
そんな「エッセンス」にふと、目を向けたとき、「和」「環」「輪」と、ひとつの「わ」になりました!
日本語特有の「一音語」。
「わ」と発したときに、口のカタチが「○」になりませんか?
それが「音」のイメージとして相手に伝わる、日本独特のコミュニケーション。
たくさんの「わ」「○」が飛び交う素敵な時間を作りたいと思います。
また今回はおとくゆる、初の試みとしてリコーダ奏者の橋詰智章氏をゲストに迎えます。
氏の音色には、大地に深く根を伸ばしたかのような「生命力」があり、かつ「やさしく」「あたたかい」ものです。
三者が、古今欧米の楽曲の「わ」を奏でる、その変幻自在をご期待下さい。
さらに、「朗読」にもチャレンジします。
今回は「金子みすゞ」の詩をピックアップ。
誰にでも伝わる、観えてくる、ごくあたりまえな情景から、気がつくと宇宙観や真理にまで、心地よく引きずり込まれてしまう「みすゞ」のことばの世界を、音楽と共にお愉しみください。
「わ!」という新鮮な驚きに出逢えますよう、出演者一同、こころよりお待ちしております!