「新しいバロック音楽の世界〜伝統音楽と古楽の境界を越えて〜」
アイルランドに現代まで口承で伝わる、生きた「バロック音楽」 の 演奏を元に全く新しい切り口でバロック音楽の魅力を引き出してゆきます。
守安さんは、桐朋学園でリコーダーを学び、在学中より、リコーダー奏者、また、国指定重要無形文化財江戸里神楽和歌山車中囃子方としても活躍されました。
その後、年の3分の1をアイルランドで過ごし、様々な地方の演奏家から、17〜18世紀から現代まで口承で受け継がれ続けている、「生きたバロック音楽」を学ばれました。
それは、「バロックの演奏法は、一度途絶えた」と思っていた私にとって、衝撃的なことでした。
一方、私は、バロック時代に、アイルランや、イングランド、スコットランドの音楽家たちが憧れた、当時最先端のイタリアの音楽をレパートリーの中心として、コンサートや、研究を続けてきました。
イタリア人音楽家と現地の音楽家が交流は、新しい音楽を生み、また、当時から現代まで受け継がれる刺激的な民族音楽の数々は、バロック時代の音楽の幅広さを実感さえてくれます。
古楽と伝統音楽の境界を越えて「バロック音楽」の姿に迫る全く新しい試みです! |