今月のメッセージ




主よ、あなたは貧しい人に耳を傾け、

彼らの心を確かにしてくださいます。




詩篇第10章17節










確かな心で生きていく。

それは誰もが憧れていることではないでしょうか。

思いもよらない出来事に遭遇して、

打ちのめされてしまうことがあります。

突然の病、身近な者の死、仕事や進学での挫折。

それだけではなく、誰かの何気ない一言が心に突き刺さり、

思い煩い続けてしまうこともあります。

そんな辛い経験の中でこそ思う。

わたしが揺るがない確かな心で歩んでいけたら、

どんなにいいことだろう。

 

そんなわたしたちに聖書は語りかけます。

主なる神があなたに耳を傾けておられる。

主はあなたの言葉を聴いてくださることによって、

あなたの心を確かにしてくださる。

確かに、誰かに自分の悩みを、悲しみを聴いてもらえると、

慰められて心が穏やかになることがあります。

しかし同時に、どんなに誰かに自分の悩みを話しても、

本当には理解してもらえない、

という思いを味わうことも多いのではないでしょうか。

だから、ここまではこの人に話せる、

でもこれ以上は話せない、と思ってしまう。

他方で誰にも話すことができない思いを、

心深くに押し殺してしまい、

いつしか自分自身もそれを見なくなってしまう。

まるでその苦しみを忘れてしまっているかのように・・・

でも本当は抱え込んでいるから、その苦しみがいつも重く圧し掛かり、

絶えず心が揺さぶられている・・・

 

しかしわたしが無視し続けている心の底の思いに、

主なる神は耳を傾けておられる。

だから主は、わたし自身よりもわたしの苦しみをよく知っておられる。

自分でも怖くて見つめることのできない心の一番深い場所においても、

わたしたちは決して孤独ではありません。

わたしの心に耳を傾けておられる主が、共にいてくださる。

何とありがたいことでしょう。

だからこそわたしたちは、

心を確かにされて生きていくことができるのです。










戻る