サプライズネクスト

ウルトラ怪獣擬人化計画 ゴモラちゃん


ウルトラ怪獣擬人化計画。
つまりは怪獣を可愛い女の子にしてしまおうという企画が
数社連動でおこなわれておりまして、こちらはその中の一つ、
電撃G’sMagazin2013年12月号に掲載された「ゴモラちゃん」を
サプライズネクストがフィギュア化したものです。

ウルトラ怪獣擬人化計画のフィギュアは、バンダイグループのプレックスが
先行して「エレキングさん(あみあみ)」と「レッドキングさん(あみあみ)」を
発売していましたが、この2体はセクシーコスプレお姉さんっぽい造形でした。


いっぽうのゴモラちゃんですが、このように
「なんでこうなったかわからないけど可愛いから良し!」みたいな、
理屈ではわからないけど正解アレンジで擬人化されました。
元のイラストはminoa(ニトロプラス)さんによるものです。
怪獣の皮膚のテクスチャーを下半身に大胆に残しているのが、
ただのコスプレ少女っぽくない存在感をかもしだしています。
フィギュアとしても出来が良く、素直で良い子そうな表情の造形も素晴らしいです。


さて合成画像について。

擬人化後の怪獣少女が巨大な設定なのかはわかりませんが、
これほど無理なく「巨大少女モノ」の合成ができる題材もありませんので、
− 巨大、ということにして −
こんな感じでに万世橋の交差点にゴモラちゃんを立たせてみました。

地面の地割れは実際にこういうふうにコンクリートが割れている素材を、
ちょっと加工してアスファルトに重ねて、それっぽく見せています。
やっぱり本物の割れ目は説得力がありますね。




ところで、
ゴモラちゃんの出来栄えは素晴らしいのですが、
まあしかし、子供の頃からの怪獣好きとしてはこの子を見て「アレ?」と思わないこともありません。
まずはこちらをご覧ください。
下の画像は「ウルトラマン」第26話・27話に登場したゴモラのフィギュアです。  その右は言うまでもなくゴモラちゃん。
バンダイのアルティメット・ソリッド モンスターズシリーズのゴモラ ゴモラちゃん

左のゴモラはスーツの造形を極力リアルに再現したフィギュアなんですが、御覧ください、
頭部の特徴はそのままゴモラちゃんに転用されていますが、手足とシッポはどうでしょう、
オリジナルゴモラは牛皮のようななめらかな皮膚感で、ゴモラちゃんみたいなジャバラな造形ではないのです。なんか全然違くないですか?

しかしここで「ゴモラちゃん似てないなぁ」で済ませてはいけません。
なぜならばゴモラは一種類ではなく、何度もアレンジされては登場している人気怪獣だからです。
なのでそのいずれかのバージョンには似ているかもしれません。




つづいて現在発売中のソフビ怪獣の「ウルトラ怪獣500 02ゴモラ」

ゴモラは2005年のウルトラマンマックス版以降、「メビウス」〜」「大怪獣バトル」〜「ギンガ」の現在に至るまで何度も登場していますが、
このデザインがほぼそのまま使われています。

このフィギュアは造形がぼやっとしていますが、膝がしらにご注目。
蛇腹っぽい足ながら、膝の部分が木の葉型になっているのが特徴的ですね。
このバージョンも、やはりゴモラちゃんとは違うのです。
ちなみに公式サイトでのウルトラギャラクシー大怪獣バトルのゴモラはこんなかんじ。木の葉型がくっきりしています。

そのほか、こちらのブログでゴモラのソフビが勢揃いしていますので、ゴモラちゃんと比較してみてください。
パワード版までありますね!
しかし、どれもゴモラちゃんとは違うんですよ!そもそもシッポが蛇腹なゴモラがここにはいないのです!!どゆこと?





じゃあソフビ化されていないゴモラがどうだろう、ということで、こちらはタイで作られた「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」のゴモラ。
なんか形状からしてオリジナルとだいぶ違いますね。……この子、本当にゴモラだったんだろうか?
ともかく、足やシッポは蛇腹ではありませんから、ゴモラちゃんのルーツはこのゴモラでもありません。
良かった。



では手足としっぽが蛇腹なゴモラはいないのかというと、
実はいるのです。
日本で作られたウルトラマンシリーズに出てきていて、多分唯一ソフビ化されていない日影のゴモラ。

それがこの「ゴモラU」です。


ウルトラマン80の第22話「惑星が並ぶ日 なにかが起こる」に出てきた怪獣、ゴモラU。
設定上はゴモラと共通の祖先を持つ別種とされていて、他のゴモラとは別扱いにされているのですが、名前の上では「ゴモラ」を冠しています。
まあ、腕からロケット弾みたいなのを撃ったり、三日月型の光線を放ったりと、たしかに他のゴモラとは違う身体構造をしているようでしたけど。
ご覧のとおり、みごとな蛇腹の手足とシッポ。ゴモラちゃんにそっくりですね。

というわけで、ゴモラちゃんのルーツはこのゴモラUに決定しました!!



……で結論かと思いきや、しかし。
このゴモラUの角には、オリジナルのゴモラにある縞模様がないし、ヒジとカカトのスパイクもないのです。
なによりゴモラUは角の数が他のゴモラよりも2本多いのです。
というわけでゴモラちゃんはゴモラUの擬人化、というわけでもないでしょう。

ゴモラちゃんは特定のゴモラが擬人化された姿ではなく、いろんなゴモラの特徴を備えて擬人化された、といえるかもしれません。


……モヤっとまとめました。



ゴモラちゃん、運命の出会い

大きな駐車場にガレキを合成して、周囲にも崩れたビルを配置。
ミニチュア風に加工後、ゴモラちゃんとウルトラマンを合成しました。
上に飛ぶのは科特隊のビートル機。
ゴモラちゃんは背中の造形もユニークです。


アルティメット・ソリッドモンスターズ版のCタイプウルトラマン。(ちなみに対ゴモラ戦はBタイプが正解です)
ビートル機は食玩のハイパーウルトラメカのもの。

ところでウルトラマン第26「怪獣殿下(前編)」27話「怪獣殿下(後編)」のあらすじですが、
大阪万博に展示するために、ジョンスン島から麻酔で眠らされたゴモラが科特隊によって空輸されてくるのですが、
麻酔が途中で切れたために六甲山山中に投棄したところ暴れだしたので、科特隊とウルトラマンが倒す、というもの。

つまりこれを擬人化すると、薬物で眠らされて誘拐されてきた少女(ゴモラちゃん)が途中で目覚めて抵抗したというお話で、
彼女には何ら落ち度がないだけでなく、むしろ100%被害者なのはゴモラちゃんなのです。
それなのにウルトラマンに倒されるなんて、ゴモラちゃん愛護団体とウルトラマンコスモスが看過できる事案ではありません。




街を闊歩するゴモラちゃん

ミニチュア化する画像は、画像に合わせて深度情報(Zマップ)を手描きで作り、それを元にぼかしをかけています。
それを調節して、この画像では、フォーカスする位置を徐々に変えてみました。
最初は手前にいるフジ隊員にフォーカスです。



続いては中間地点にいるゴモラちゃんにフォーカス。
右のビルのマドにゴモラちゃんが映り込んでいるのを合成で再現したですが、……よくわかりませんね。



そしてゴモラちゃんの背後にフォーカスを合わせたところです。

 ……あっ!




後ろ姿だったのは、ウルトラヒロイン 空想特撮少女図鑑(その1)のフジ隊員。
顔の造形アレンジがイマイチなんですが、
プリッとした後ろ姿がとても素敵なトレーディングフィギュアでした。






ビルの解体現場にちょっとお邪魔して撮影、……ができたら最高なんですけど、そうもいかないのでCGでガレキを作りました。
CGの出来栄えは「何か」が違っててリアルなガレキに1〜2歩行き着いていないんですが、こういうガレキによる額縁アングルの画像はいつか作ってみたかったので、
とりあえず願望達成です。

狙ったわけではないのですが、いい感じにゴモラちゃんの怪獣部分が隠れて、巨大少女に襲われてる感が倍増しています。
こうしてみると、スク水の質感の再現性も良いフィギュアですね。




最後は、ゴモラちゃんの目線がもらえる角度で合成です。かわいい。
上からのアングルは、地面に刺す影が誤魔化せない難易度の高いアングルなのですが、
この画像では、晴れてる日と曇った日に同じ場所同じアングルで撮影しておいて、
影部分にはその曇った日の画像を合成して日陰を作っております。


2015年4月29日 19:21:33
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