1998 奥久慈トレイル・ジャーニーラン

=第一回大会=

フォト・アルバム




新聞・雑誌記事紹介
 
毎日新聞 7/30 宇賀神まゆみさん著
スキーグラフィックス別冊「ランニングライフ誌」 第六号 南藤公也さん著


大会報告

 去る7/11,12に、茨城県北で奥久慈の自然を楽しみながら走る“奥久慈トレイルジャーニーラン” が行われました。
 コースは水戸市のアウトドアショップ・ナムチェバザールより袋田の滝までの 往復約110kmを2日間に分けて走るが、復路には大会名から分かるように10kmトレッキングコース が含まれていて、往復路は別コースを通るよう工夫がこなされている。
 ルールは2日間に必要な荷物は全て自分でもって走ることが義務づけられ、エイドステーションや コース誘導はなく、与えられたコース地形図だけを頼りに自らの判断で、チェックポイントを たどっていかなければならず、走力以外にも地図読みのセンスが問われる大会である。


Stage.1
 スタート時は気温も高く、かなり蒸し暑くてランナー達も暑さ対策とスタミナ温存に手こずっていたが、 中盤より雷雲とともに雨が降ってきて、これがランナー達の恵みの雨となった。
 結果参加ランナー28名中21名が時間内完走、他7名も時間外で完走した。
 トップは、’97スパルタスロン2位の沖山健次さんで、終始2番手集団をを形成、楽しみながら 走っていたが、ラスト8kmスパート、さすが“世界の沖山”の貫禄を見せつけた。
 他のランナーも名物の“手打ちそば”や“こんにゃく”を味わいながらジャーニーランを楽しんだようだ。

Stage.2
 4:30am早朝にスタート、前半は20kmのトレッキングコースである。
 奥久慈周辺の山は粘土質の岩山でできているため、かなり岩はもろく足場は不安定である。  おまけに人もあまり入っておらす、藪の中を突っ切るところや岩場や沢登りをしなくてはならない所がある。
 昨夜の雨でかなりぬかるんで、泥だらけで下山してくる人もしばし、大半のランナーは苦戦を強いられたようだ。
 昨日トップだった沖山氏も2時間あまり山で迷い、トレッキングコースを終えた時点では、最終グループを形成するという 大波乱が起きた。(ゴールでは3位まで挽回!)
 そんな事をよそに快調に飛ばした原氏は、2位になんと2時間の大差を付けてゴール!この大会特有の山岳地帯での 地図読みの差が、もろに出たと言えるだろう。
 総合優勝の原氏が『今日は、普段の100kmよりも辛いコースだった。』と言うとおり、2日間の時間内完走者はスタート時の 半分以下の13名となった。
 しかし大半のランナーは、この大会の本来の趣旨である“奥久慈の大自然の中を堪能しながら、そして自己の価値観で 走ることを楽しみながら”時間オーバー後もゴールまで辿り着いたのは、ジャーニーランならではの光景でだった。


━第一回大会結果━
 全走行距離・・・・・・・・・・109.3km 2ステージ
 一日当たりの平均走行距離・・・54.65km

コース紹介
スタート 走行距離 制限時間 完走ペース 宿泊場所
7/11 午前10:00 水戸〜袋田温泉 50.4km 18:30 5.93km/h 滝美荘
7/12 4:30 袋田温泉〜竜神吊橋 19.4km 山岳トレイル
竜神吊橋〜水戸 39.5km 18:00 4.36km/h ナムチェ・バザール
(ゴール)






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