7月6日(火)
入谷鬼子母神
いりやきしぼじん

"入谷鬼子母神"は本当の名前を真源寺という。ついでにいうと、入谷鬼子母神の鬼の字は本当は角がない("鬼"上の"ノ"がない。フォントの都合上、鬼子母神でとおします)。
鬼子母神はインド仏教の神様で、人間の子供を攫っては食べてさらっては食べてをしていた恐ろしい女神だった。それを戒めるためにお釈迦様が鬼子母神の末の子を隠し、鬼子母神に子を失う悲しみを分からせたという。改心したので、鬼のツノがとれた鬼子母神になったそうだ。
鬼子母神は今、安産、子育て、水子、などの、子供を守ってくれる神様としてまつられている。


今日から三日間、7月6、7、8日と、朝顔市だ。朝顔のことを別名、牽牛花と呼んだことから、七夕をはさんだこの三日間で行われるようになったそうだ。

鴬谷駅を出ると、たくさんの提灯が沿道に下がっていて、言問通りに出るまでの道にもいろいろな出店がでている。桃が8つで600円とか、、、言問通りでは、入谷駅に向かって右の通りに朝顔の市が一面に出ている。両手に持つお父さん、彼女の朝顔を持つ彼氏、各々の分を持ちながら喋りっ放しのおばちゃんグループ、とにかくひやかしではなく買って行く人が多い。一鉢2,000円が相場だ。

朝顔は今、いろいろな色がある。朝顔といえば、風流な夏の風物詩、というより、小学校の理科の授業、を思い出すクチだったので、朝顔市がある、なんてきいても「へえ〜」くらいのもんだったが、通りをずーっと歩いて入谷駅に着くころには、日本の初夏を感じずにはいられなくなっていた(蒸し暑かったし)。ピンク、紫、水色、赤、白、茶色、なんていうのもある。茶色は赤紫の濃い〜くしたような色で、渋くてかわいい。

入谷駅のほんの少し手前に鬼子母神の真源寺があり、ものすごい人でごったがえしている。門を入り境内迄チョットの距離。後ろのおばちゃんグループが高校生カップルを見て、「あらあらカップルで来て、安産でもねがっているのかしら」「水子じゃないの?」などと過激な会話をしている。境内のわきには、朝顔のお守りが売られている。朝顔のかんざしに身体健全の御守がはさんであるものだ。すごくかわいい。ピンク、紫、水色、各色500円。

朝顔市が出ているのが言問通りの右側ならば、その向いの左側に夜店がずらりとならんでいる。夜店、ではなく出店かな。次の日の朝通ったら、すでにもう営業しているところもあったからね、、、お好み焼き、たこやき、べっこうあめ、かき氷、イカ焼き、、、なんかは、北海道でもみられる定番ものだけど、他にもたくさんのバリエーションある出店に感激してしまった。冷し飴、チヂミ、鮎の塩焼き、なんて今迄出店で見たことなかった。

朝顔お守り買って、お好み焼き買って、ぷらぷら歩いて帰った。