注1)2009年、京都在住の哲学者である梅原
猛氏が『うつぼ舟U 観阿弥と正成』を発表して、徹底的に「観阿弥伊賀出身説」を
支持された。これに対し、能楽研究の第一人者表
章氏が梅原氏に応戦する形で、翌年に『昭和の創作「伊賀観世系譜」梅原
猛
の挑発に応えて』を発表され、論争が激化した。「伊賀観世系譜」が江戸期の写本である事すら否定、昭和の創作と断定した
内容である。残念ながら、この二人の論争は表氏の急遽により幕を閉じることとなった。
参考文献 『伊賀史叢考』 久保 文武著
『忍者の教科書
新萬川集海』 伊賀忍者研究会編 笠間書店刊
『うつぼ舟U 観阿弥と正成』 梅原 武著 角川学芸出版刊
『昭和の創作 「伊賀観世系図」梅原
猛の挑発に応えて』 表章 ぺりかん社刊
『伊賀暮らしの文化探検隊レポート
Vol.12 伊賀と丹波の須知氏』 辻 直樹著 伊賀暮らしの文化探検隊編
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