7-6:札幌市 レトロスペース坂

所在地:北海道札幌市西区二十四軒3条7丁目3-22 

取材時期:2002年8月

ジャンル:博物系

珍スポ度: ☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:マニアックです。大雨の降る中、札幌までやって来ました。目指すはレトロスペース坂会館。それは大きなお菓子工場の隣にあったのだ。駐車場に車を停め、いざ内部へ。入館料とか取られるのか思いきや、完全無料。入り口に入った瞬間から、革の下着やら、ガスマスクやら、なにやら不気味なものがぎっしり詰め込まれている。

しばらく館内をうろつく。古いタイプライター、壁時計・草履・日本人形・零戦のプラモ・空き瓶・拓銀のマッチ・時代物の水着。いろいろなものが溢れている。大きなカウンター横に、ウェブで見た坂・館長がいたので、思い切って話しかけてみた。「どうやって、こんなに集めたんですか?」。それからしばらく館長と話し込んでしまった。

坂館長のポリシーとしては、第一にお金をかけない。(かなりの収集品は、民家の解体時に取得したそうだ)。また、骨董収集家としてピンときた物は必ず残して置く。それが、その当時は誰も見向きもしなかったが、十年後に大きな価値が出てきている、という経験も多数あるらしい。人気が出てから、大金払って収集するのは、金持ちなら誰でもできるではないか。フムフム、なるほど。

館長の悩み:勝手に収集物を持って行く輩が最近頓に増えている。窃盗である。大事な収集品を自由に見てもらえるように、無料で開放しているのにけしからん。本当に、悲しい限りである。

いろいろなお話を聞かせていただき、ありがとうございました。かの都築氏が会館を訪れたときのチェキ写真などもあり、時間の経つのを忘れてしまうような、まさにレトロスペースです。札幌に遊びにいった際は、また訪れてみたい場所の一つになりました。クッキーもとても旨かったです。

写真:  

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