6-5:熱海 風雲文庫(再取材)

所在地:静岡県熱海市熱海1949

取材時期:2002年7月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:前回の取材では入り口を間違え、すでに閉館してしまったと勘違いをしていた事が、アラカワさんの指摘により発覚。再度取材を試みました。玄岳ICより海側へ下り、前回間違えた裏口を過ぎてもまだ入り口は見つからない。さんざん迷ったあげく、玄岳ICに戻ろうとしたその時、やっと見つけました。「風雲文庫←」の看板を!山から下る方向では恐らく見つけることが出来ないような位置に標識があるので、訪れる際は注意が必要です。

ということで、やっと念願の取材を開始。入り口の先にバイクを止め、門をくぐると、そこは閑静な日本庭園が広がる。きちんと整備されているというよりは森の中、といった風情。中程までゆくと、いかにもお袋さんといった女性が現れ、「見学ですか?」とのお言葉。1050円をその場で払い、まずは五重の塔から観てください、との指示。早速ブーツを脱ぎ、塔の内部へ進入。入り口には「戦争遺品!それは最良の教師である。」のコピー。いきなり強烈である。中に入ると旧日本軍の軍服やら鉄兜やら、昔の教科書やら、とにかく古いものがいっぱい。二階三階四階と、これでもかっ、と展示は続く。4階では塔の外側に出ることが出来て、海を見渡せる。さらに上の階は、その名も「夢殿」。なにやら祀られており、乗り切り観音などがあったりする。お願い事がある方は是非どうぞ。

さて、塔を降りてきて、次は展示室の方へ行ってみた。件のお袋さんが入り口で案内してくれる。ロビーは熱海市街・駿河湾・真鶴半島がガラス張りの向こうに一望できる絶景。その地下にお宝は眠っていた。ここからは撮影禁止。むむ残念。そこにはヒトラー・スターリンらの遺品が所狭しと並べられている。特にヒトラー関連グッズの多さには驚く。本物かどうかはさておき、この場の重さはいったい何だろう。比較的低音量でベートーベンの5番などがBGMとして流れているのも、かなり不気味。じっくり鑑賞させていただきました。

たっぷり30分以上かけて見学した後、先ほどのロビーへ戻る。と、お袋さんが桜茶を出してくれた。ホッと一息し、風雲文庫についてや、ロビーからの景色など、お話をしてきました。やはり、風雲文庫は個人の展示資料館だけあって非常に個性的です。埼玉の平和記念館などは、こう無難なまとめ方でしたが、こちらは違う。館主の書いたキャッチコピーが黒字の板に白抜きで書いてあり、どれも強烈。みなさんも是非一度行ってみてください。最良の教師かどうかは、ご自分で判断してください。

写真:  

リンク等:

取材記録6に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ