53-6: 福岡県 八幡 スペースワールド



所在地:所在地: 北九州市八幡東区東田四丁目1番1号

取材時期:2017年10月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

北九州は八幡にあるスペースワールド。バブル期真っ最中の1990年、教科書でも有名なあの八幡製鉄所跡地に肝いりでオープンした「宇宙」を題材にしたテーマパークである。九州ではけっこうメジャーな遊園地であるようだが、北海道では知るヒトも少ない。そのテーマパークが27年目の今年(2017年)末で閉園する、ということで大阪出張の後に出かけてみることにした。

お昼に発券ブースにたどり着いたのだが、ちょうど体育の日ということもあり、長蛇の列。チケットを購入するまで約20分程度待たされた。チケットは入場券のみが1570円、遊具乗り放題のフリーパスが4420円である。おじさん一人でコースターとか乗っても不気味なので、入場券のみ購入し、いざ取材開始。まずは10億円で売却予定の原寸大スペースシャトル模型を見てみよう!さすが大きさには迫力がある・・・が大分くたびれており、塗装ぐらいやり直してあげれば、と感じた。閉園後はどこにゆくのだろう?テーマパーク閉園後に移設してもらえた巨大物件としては、恵山モンテローザの黄金涅槃像が有名であるが、あれはお寺が引き取ったんだよね。シャトルを欲しいひとはいるのだろうか?

  

さて、シャトルの周りをヴィーナスGPが疾走するのを横目に、宇宙博物館へ。歴代宇宙飛行士の手形があったり、月面車の模型があったりで結構本格的な展示が楽しめる。月の石や隕石は別館にあるので注意すること。アポロの地球帰還用ポッドも展示されていたが、これは本物なのだろうか?そういえば、あの天声村にあった帰還ポッドはどうなったんだろう?さらに進むと、シアターではネコのタマラが環境問題を提示する映像が流れている。タマラは知る人ぞ知るネコキャラで、悪キャラで登場したのだが、今回の映像ではどうもそれは感じられない。しかし、タマラが一度白骨化するのだが、耳は軟骨なので頭蓋骨には現れないはずだが・・(細かいところがきになってしまう〜)。

次も無料コーナーであるスペースドームへ。ここでは3Fでスペワ(スペースワールドを地元民たちはこう呼ぶらしい)の27年の歴史を振り返ることができる。開園時の映像が流れているが、受付のお姉さんの化粧がなんだが懐かしい雰囲気を醸し出している。歴代のキャラたちをチェックするもよし、年度ごとのイベントを確認するもよし、さらに進んでコスモピア・コントロール・コンピューター「マザー」の前で疲れ切ってベンチに突っ伏すお父さんたちを眺めるもよし、ですね。

  

一度ドーム入り口に戻って、つい先日再開されたばかりのフリージング・ポートへ。ここは要するにスケートリンクなのだが、昨年冬にあるイベントで大ブレイクした場所だ。それは「氷の水族館」。魚たちをスケートリンクの氷に埋め込んでしまい、その上を滑走するというもの。いや〜すごい企画だったんでしょうね。今回はまったく普通のスケートリンクでした。

 

あとは園内をゆっくり一周して取材終了。どのアトラクションもとても混雑しており、ザターンやアドベンチャー・クルーズなどのライド系は軒並み120分まちが入っており、フリーパスを購入したかたは元がとれなかったかもしれない。こんなに混雑しているなら閉園しなくても、と思うが、これも閉園前の一時的な盛り上がりなのでしょう。有料アトラクションは何一つ体験しませんでしたが、大満足の取材でした。


リンク等:

取材記録53に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ