52-9:北海道 中川郡 中川町エコミュージアムセンター



所在地:北海道中川郡中川町字安川28-9

取材時期:2013年8月

ジャンル:なまのも系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

道北は恐竜の化石が良く見つかるらしい。中川町では首長竜が出土し、それが展示されているということなので見に行ってみた。展示されているのは中川町エコミュージアムセンター。地元では結構有名な博物館らしく、案内板もきちんと表示されているので迷うこと無く到着。さっそく入館料200円を支払い取材開始!

  

真っ先に見なくてはならないのは、問題の首長竜。こいつは天井から吊されており、かなりの大きさであることは一目でわかる。展示パネルから、こいつはモレノサウルスという白亜紀にいた爬虫類の仲間?で、体長11mの半分がクビ、ということになっている。この個体は1993年に発掘されたものであるが、残念ながら頭骨の大部分や頚骨前部などは出土しなかったようで、展示されているのは復元されたもののようである。とはいうものの、かなりの迫力。恐竜ファンなら是非一度はみてみたいものである(自分は恐竜ファンではありませんが、国立科学博物館の展示などをみたりするとやはり楽しいのと同じで、首長竜もワクワクしながら見学できたのであった)。

   

さらに見所は、こちらも巨大なアンモナイトの化石。アンモナイトといえば、伊豆アンモナイト博物館が定番であるが、このエコミュージアムも負けてはいない。なんといっても伊豆とくらべて産地が圧倒的に近いだけに、その数、大きさ、種類の豊富さは一見の価値がある。また、掘り出した当時の作業記録もパネル展示されており、その巨大な化石を山奥から運び出すのがいかに大変であったのかも知ることができるようになっている。さすがに伊豆・・のように、疑似採掘イベントのような企画はなかったが、年に数回(当然夏場)ほど、本当の化石ハンティングをやっているようなので、時期があえば参加してみるのも面白そうだ。金子三蔵画伯の背景画も、昔の少年向け科学雑誌をみているようで、味があってなかなか良い。



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