52-5:北海道 稚内市立ノシャップ寒流水族館



所在地:北海道稚内市ノシャップ2丁目2番17号

取材時期:2013年8月

ジャンル:なまもの系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

日本最北端の水族館である。この水族館の一番の売りは、なんといってもそのラインナップであろう。いつもは魚屋さんやスーパーに並んでいる魚の泳いでいる姿が観察できるのである。ということで、夏休みを利用し、ひたすら国道40号を北上し訪ねてみた。入館料800円(隣の科学館の珍スポ度も結構たかいので是非セット券1000円をお勧めします、JAF割はなし)を支払い、まずは開放的なアザラシ池に向かう。すでに家族連れが、エサを購入し投げ入れているが、ものすごい勢いでアザラシたちが奪い合っているのが印象的。顔ハメの手作り感も何とも言えず良い雰囲気を醸し出している。

さて、本館内への入り口は二階だ。いきなり現れるのが「クリオネ」君たち。天使のような泳ぎをみせるが、実は捕食時の豹変ぶりで話題沸騰である。残念ながら、エサやりは見学できなかったが・・。さらに進むとエビやらマスやら、なにやら旨そうな魚たちが泳いでいる。さすが噂通りだ、と思っていると、こちらも最近人気が出てきたドクターフィッシュ、ヒトの角質を食べてくれる淡水魚なんかもいる。手を突っ込んでキャアキャア言っている家族連れなども微笑ましい。砂からニョキッと顔を出すチンアナゴ君や、不気味なウミヘビが泳ぎ回る水槽もありだ。稚内には似つかわしくないピラニアなんかも観れる。

  

ここで回遊水槽を一階に降りてみると、ここがノシャップ水族館のメインだ。この回遊水槽には、釣りキチ三平で有名になった巨大イトウが海水魚たちと一緒に悠々と泳ぐ姿が拝める。イトウは徐々に海水に慣らされてから、この水槽に移されるのだそうだ。なんだか不思議な感じのする水槽ではある。その先にも、ホッケやミズダコ、花咲ガニなど、こちらも北の漁場でお馴染みの海の幸がならぶ・・・。

   

ということで、食べられる海の生き物をしっかり堪能できる水族館でした・・ああ居酒屋さんに行きたくなりましたね(南稚内の甚八さんはとても美味しかったですよ)。


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