50-7:北海道 札幌市 佛願寺 黄金涅槃大仏  


所在地:札幌市南区石山東6丁目1-24

取材時期:2011年8月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

涅槃像 札幌 珍スポ取材を始めてから数年、まだ新車の輝きを残すペケジェイを駆り、東北道をひたはしり北海道上陸を果たしたのは2001年の夏だった。このときの目玉取材スポットは恵山モンテローザの巨大黄金涅槃像。その当時ですでにモンテローザ自体は営業を停止しており、要するに廃墟系取材であった。打ち捨てられたリゾートに場違いな寝仏さまが脳裏に焼き付いた強烈スポットなのであった。 それから数年後、北海道珍スポ仲間のふよよんさんから耳よりな情報が。な・なんと、その涅槃像がきちんとした札幌のお寺に安置されることが決まったとのことではないか。

なかなか取材の機会がなかったがついにこの連休で取材することにしたのだ。 それは石山通りを南下したところにあり、普通に走っていれば必ず目に飛び込んで来るという。ワクワクしながらナナスケを走らせていると、黄金に光るブッタイじゃなくてブッダ発見。さすがに立像ではないので、いわゆる「ヌッ」と感はないが45mもあるのだから半端ない。さっそくその佛願寺の駐車場にナナを入れ取材開始だ。

  

カメラをとりだし出来立ての大涅槃聖堂へ。入り口の自動ドアをはいる前に案内のお姉さまが出迎えてくれる。さ、さゆっくり拝観していってね。拝観料はなんと無料、しかも抹茶までふるまってくれるとはどうにも太っ腹のお寺さんである。遠慮なく上がらせてもらい、回廊の佛画などを横目にガラス張りのメインルームに入る。す・すると真正面にあの懐かしの涅槃佛さまがぁ。台座も至極立派に設えてある。案内のお姉さまとモンテローザの話などで盛り上がっていたら、つい最近 巨大仏をめぐろう 著者である坂原氏が取材に来たそうだ。

  

もっと近くで拝んでね、との有りがたいお言葉に甘え、メインルームから外へ。台座は納骨堂になっているので、関係者以外は入れないのが少し残念ではあるが、きちんとしたお寺さんで横になれて、なんだか涅槃様も幸せそう。最近は少なくなったが、バブル全盛のころは、こういう安易な宗教施設が乱造されたようである。流石に、このまま状態で恵山から札幌まで運搬できなかったとのことで、そこはきちんとお参りをした上で、分割運搬したのだそうだ。抹茶を頂きながらマタリ〜としていると、他の参拝者が・・・。どうせ、ニカ家だけだろうと、車の窓全開で来てしまったのが少し心配になり、これにて取材終了とした。最後に仏画の絵はがきを購入したところで、お姉さん手作りの極彩色の糸を束ねた腕輪をプレゼントしてもらったのである。有り難うございます。札幌に来たらまた寄ってみたいお寺の一つとなりました。



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