50-1:北海道 函館市 達磨大師   


所在地:北海道函館市上湯川町344

取材時期:2011年8月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

函館達磨大師 久しぶりの北海道取材である。どしゃ降りの東北道をひたすら走り大間からフェリーで函館入り。翌日トラピスチヌ修道院の下にあるという達磨大師を訪ねてみた。まずはまとも観光スポットである修道院見物を済ませる。一番下の市営駐車場は台数が少ないが無料かつ達磨まで最短なのでおすすめ。どうやら達磨さんは交差点の迎え側にある小高い森にいらっしゃるようである。 まずはアプローチである入り口階段にその由緒書きがあるのでチェックしよう。その後、階段を登って行くと真っ赤に彩色された達磨像が現れる。


まずは手を合わせ、お参りと取材許可をお願いした。達磨像は噂どおりユーモラスであり、期待通りであるが、その前に女性の銅像が。この方が達磨大師像を造った故齋藤キワさんなのであることが、横の碑文からわかる。女性がこういった巨大系の像を自分の思いだけで作製してしまうのは非常に希なケースであろう。こういうマニアックな作業は大抵篤いおっちゃんの仕業と相場が決まっているのだが・・。何れにしても、禅宗に深く傾倒していたキワさんが、高さ7mにもおよぶ達磨像を自作してしまったのは間違いないらしい。その後、高龍寺に寄贈されたのだそうだ。さすがに七転び八起きの達磨のように厚みがある像を作製するのはかなり大変だったと思え、横からみるとかなりスリムな達磨さんではある。

  

お寺や檀家のみなさんにとても大事にされているようで、真っ赤な彩色も色褪せた所がない。8月ではあるが、さすが北海道、あじさいがまだ咲いている。達磨像の右手奥に幟が林立する参道があり、そのどん詰まりに寺務所があった。きちんと調査していなかったため、同じくキワさん作の不動明王はうっかり見逃してしまった。なぜ道南名所第三位なのか?一位と二位は何なのか?いろいろ突っ込みたくなるところもあるが、北海道上陸第一弾の取材は無事終了したのであった。


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