5-10:埼玉 岩窟ホテル(跡地)

所在地:埼玉県比企郡吉見町大字下細谷

取材時期:2002年5月

ジャンル:廃墟系

珍スポ度: 不明(☆五個が最高得点)

コメント:すでに営業を止めてしまったのは知っていたが、外からでも拝めれば、と思い行ってきました。観光地である「吉見百穴(よしみひゃくあな、と読む)」のすぐそばにある、ということで、まずは百穴観光から。ここはここで結構驚きのスポットだったりする。古代人が墓として彫ったらしいのだが、旧日本陸軍?が軍需工場として山全体を掘り進んで活用していたのだ。航空機のエンジンを造っていたようだ(埼玉平和資料館で情報入手)。ヒカリゴケなんかも自生していたりで結構楽しい場所だ。

取材を忘れてはいけないので、百穴公園を掃除していたおじさんに「岩窟ホテルはどこですか」と尋ねてみると、「あそこは落盤事故があって閉鎖した」という答え。やっぱり、と思いつつ、場所は?と再度聞くと、すぐ近くらしい。閉鎖されてから大分経過しているようで、地元の若者の間ではホテル跡地にオバケがでる!と言われたりして話題になったようだ。テレビも取材に来たらしい。ところがホテル跡地にゾッキー達が集結したり、敷地内で暴力事件が起きたりで大変なことになっている、とおじさんは語っていた。オバケを見に来たゾッキーがオバケにならないで欲しいものだ。

で、肝心のホテル跡地は本当にすぐそばにあり、歩いて5分もかからない。無断立ち入りが出来ないようにしっかり有刺鉄線でガードされている。草も生え放題でかなり荒れていて、在りし日のホテルを想像するのはかなり難しいようだ。一応写真は撮ったが、なんかよくわからない出来になってしまった。もし営業していたらちょっと泊まりたいような泊まりたくないような微妙な宿泊所である。

写真:  

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