49-7:大分県 湯布院 岩下コレクション


所在地:大分県由布市湯布院町川北645-6

取材時期:2011年5月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

今回はウシの強い希望により、湯布院でマタリ〜とすることが義務づけられたため、早々に坂本善三美術館を出発し大分県へ。その日はお約束通り、由布岳を一望できる彩岳館さんにお世話になった。これまでは、目を三角にし、少しでも沢山のスポットを取材しようと必死であったが、今回の熊本取材で日本全国制覇した、という安堵から、余裕がでてきたのかもしれませんね。翌日、湯布院のルソーこと、故東勝吉氏の絵画展示室にお邪魔した後、問題の岩下コレクションを訪れてみた。


岩下コレクションの目玉は何と言ってもバイクであろう。二輪好き、とくにホンダ好きにはたまらない場所であると聞いている(ニカはヤマハ派ですが・・)。湯布院ICを降りて金鱗湖方面に向かえば必ず目に飛び込んでくる巨大看板あり。早速駐車場にいれて取材かと思いきや、どうやらウシはその先にある骨董屋を物色したいらしい。仕方なく巨大骨董屋(というかニカにはガラクタオンパレードにしか見えないが)をウロウロし、結局マメ皿数枚取得したようである。

  

それから本題の岩下コレクションである。受付嬢(たぶん岩下オーナーの奥様)にJAF割で500円を支払うと、なんと次回入館半額券を頂けるのだ。しかも有効期限なし(たぶん)のようである。その上、この日は特別サービスでコーヒー一杯のサービスも。まったく、そこいらでコーヒー飲んでも500円くらいかかってしまうのに、展示を見せて頂いたうえに、さらに飲み物まで頂けるとは・・。営業は大丈夫か?きっとこの展示で儲けようとしていないのですね。で、早速取材開始。一階は昭和レトロ展示がメインです。入り口には玉名でぶっ飛んだ仁王像がタイムリーに展示されている(もちろん、こっちは厳ついホンモノの仁王像です)。その奥は大正〜昭和初期の生活用品などが綺麗に並べられている。驚いたことに、館内全面撮影可能であり、岩下オーナーの太っ腹ぶりが伺える。

  

ズンズン進むと、時代がだんだん新しくなり、太平洋戦争コーナー、高倉健さん小径を過ぎると、いよいよレトロおもちゃロードに入る。のらくろグッズやペコちゃん、ピンクレディーにキャンディーズ(スーちゃん、ご冥福をお祈りいたします)に、そのほかなつかし系の小物が一杯。フィルム系一眼レフがすでに昭和レトロとして展示されていることに関しては、こうやって現役で活躍している個体もあることから、どうかな?と感じたりする部分もあるが、それは考え方次第でしょうね。一応リクエストには観光ペナントも展示忘れずにお願いします、と書いておきました。

  

さて問題の二階に上がる。まずびっくりするのがステンドグラス。ダイアナ妃の実家にあったものをこちらで展示しているらしい。それも凄いがまずバイクであろう。上がって右手の一室はすべてホンダ車。まさに原動機付き自転車というべきホンダ一号車(これは後の二輪博物館でも話題になる)から、CB1000や月光仮面までいるので見逃さぬように。ホンダといえばスーパーカブ。懐かしい看板もあるので要チェックです。ホンダコーナーを出るとそこからは和洋の名車がずらり。一部車もあり、我らがマツダのオート三輪などもある。マックィーン愛車などもあり見逃せない。なぜか、ETが空を飛んでいたりするので見逃さぬように。時価一億円以上と表示のあるドカのアポロというバイクもあるが、いったいどうやって手に入れたのだろう、といらぬ心配をしたくなるのである。



国産の旧車も数多く展示されているが、今回は解説をしてもらわなかったので、この分野に関しては後の二輪博物館に軍配を揚げよう。ふぅ!と一通り見せてもらったところでコーヒーブレイク。しかもお菓子付き。いや〜湯布院に来たら是非立ち寄るべきスポットであることは間違いないのである。


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