49-5：熊本県　熊本市　弓削神社　　

所在地：熊本県熊本市龍田町弓削489　

取材時期：２０１１年５月

ジャンル：お祈り系

珍スポ度：☆☆☆（☆五個が最高得点）

熊本のお祈り系珍スポと言えば、やはりここ弓削神社は外せないでしょう、といいうことで熊本取材第２段として訪れてみた。弓削大橋の近くであることは事前調査で分かっていたが正確な位置はレンタカーのナビに任せようと思い「ゆげじんじゃ」と入力するも熊本県内でヒットするもの無し。一瞬、沖縄のひめゆりパークの悪夢がアタマをよぎるが、まずは近くまで行ってみよう。弓削大橋の北側からアプローチし、大橋の下をくぐりしばし南下。車がすれ違うのがやっとの小径を進むと大きな変電所の横に巨大鳥居あり。うん、ここに間違いない、と確信しビッツを進める。変電所の末端にそれはあったのだ。

　　

まずは小鳥居をくぐりしごく立派な銀杏並木を通り本殿に向かう。そこには、キターっ！木製男根である。おおっと、その前にお清めが必要でしょうと右手の手洗い場にいってみた。まだ朝早いせいか水が出ていない。うーん、と困っていると奥の寺務所からおばちゃんの声、「奥の蛇口をひねってね〜」。なるほど指示に従うと水が出てきた、と思ったら、ここにも木製身にミニ男根があり、その先からチョロチョロと水が出ているではないか・・・・。何とも芸が細かいが、この部分から噴出水で手や口を清めるのはちょっと抵抗があったので通常の蛇口からの水を使わせてもらったのだ。

　　

さて、いよいよ本殿である。特に入場料を取られたわけではないので、すこしお賽銭を奮発し、パンパン。心の中で取材許可を頂いた（つもり）。もちろん右手に「チン座」する男根様もばっちり撮影させていただき、さらに奥に進む。すると、別棟の前に巨大な木製男根がゴロッ！うわっ、凄、ということで、能書きを読んでみるとどうやら、跨ることであちら方面が強くなったり、運気があがったりするそうだ。で、さっそくやってみた。これがなかなか楽しい。おバカな写真を撮られながら、一応先端まで進んだ。ふ〜う、これで少しはましになるかなって何がだぁ？

　

さて、先端部分から降り、ふと足下をみると何やら釘がたくさん刺さってイガイガになった棒が沢山・・・？んっ？ぎょっ！これも全て男根形状なのだ。またしても解説版を読んでみると、これは旦那や恋人の浮気封じのため奉納したものらしい。ヒェ〜、こんなんされたらさぞかし痛いだろうなぁ〜。なんてことしてくれるんだ〜、などといらぬ心配をしてしまったのである。世の女性陣は苦労が多いのですね。横に掛けられた絵馬などにもその手の祈願が多い。「夫がもう不倫をしませんように」とかですね。このように取材を続けていると地元の割烹着を着たおばあちゃんがいつもの日課のようにお参りをしたり、軽トラで乗り付けたおっちゃんがパンパンとしていったりする光景を見かけた。なんとも地元に密着した神社なんですね。最後におみくじをひいて取材終了。ミニ鳥居もあるので安産祈願の方はどうぞ。予想通り楽しい神社でした。

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