48-5:宮崎県 小林市 のじりこぴあ   



所在地:宮崎県宮崎県小林市野尻町東麓5160番地

取材時期:2010年10月

ジャンル:展示系?なまもの系?

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

はにわ園取材後、陰陽石を拝もうと国道268号を西に向かっているときであった。そろそろ道の駅で土産でも・・と思っていた矢先、眼に飛び込んできたのは巨大なカエル。ん?どこかで見たような・・・、そ・そうだあれはニカのバイブル、「ロードサイドジャパン」のカエル百景に載っていたものだ!と瞬時に判断しビッツを駐車場に。今回の取材では全く取材対象と考えていなかったので、偶然の発見と言えよう。嬉しい誤算である。

早速そのカエル軍団を取材してみた。「のじりこぴあ」というのはそのホームページによると「子供から大人まで楽しめる自然いっぱいの総合レジャーランド」なのだそうだ。いまどき「レジャーランド」というネーミングもどうかと思うが、ともかくニカのお目当ては正面にいるカエル達。そのボスキャラが正面にいる巨大ピョン吉、その名も「Uターン カエル」。こいつは幸福(しあわせ)をまねき、栄(さ)カエル ために設置されたそうである。うーん、県庁をぶらぶらしているときに衝撃を憶えたのだが、宮崎県全体の人口が約120万人、巨大都市横浜の360万人と比べてはいけないとは思うが、Uターンカエルを作りたくなる気持ちは大いに理解できる。



さて、その足下に控えるのがUターン会議を開き、カエル知恵を絞っているブレーン達。腕組みをして、首を捻っているようだが、どうにも名案がひらめいた輩は居なさそう。せいぜい浮かんでくるのは、「そうだ、ここをケロケロ(帰ろ、帰ろ)共和国と名付けて、都会から人を引っ張ってこよう」といったダジャレが限界のようである。台風が来ていたせいもあると思うが、この日は土曜日であったにもかかわらず、駐車場はガラガラ。大丈夫かぁ〜?のじりこぴあ。一生懸命町おこしを考えているブレーン達を後目に、ぽわぁ〜んとした表情で、我が道を行くバリ島風カエルもいるので、気が抜けないぞ。こんな感じで力を抜いて考えた方が良いアイディアが出てくるのではないか?と、ついいらぬ心配をしてしまうのであった。



さて、のじりこぴあは、このケロケロ共和国を見れば事足りると思ったが、奥の売店にも行ってみることにした、観光ペナントがあるかもしれないしね。ということでメロンドームに入館。駐車場の車の台数から予想できたが、内部もガラガラ。こういう所にこそ、売れ残りのペナントは生き残っているのだと踏んだのだが、残念ながら捕獲できなかった。ここは1992年オープンということなので、もともと存在しないのかもしれない。土産系としては日向夏ピール(株式会社 響)が秀逸。県内のいたるところで販売されているので是非おためしあれ。全体的に宮崎は海の幸・山の幸が豊富で美味しいかつ安いので、このあたりを売りにして行くことや気候が穏やかなことを上手く使えないのでしょうかね。いろいろ考えさせられる「レジャーランド」でした。

補)帰宅してウェブ調査をしてみると、昨年まで園内に「美尻(みしり)神社」なるものが存在し、女性のみの尻相撲が執り行われていたらしい。もし、現存していたら、取材できなかったことを地団駄踏ん悔しがったはずだが、2009年に撤去されてしまったようだ。宮崎あっち、こっちさんのページによると「女性蔑視、女性差別」と問題になることを恐れ、取り壊されたとか。こんな冒険もできない行政では誰も戻ってこないし、ましてや都会から移り住もうなどと思う人も少ないのでは?美尻神社復活を願う!


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