47-4:東京都 大島 ぱれ・らめーる  



所在地:東京都大島町差木地字クダッチ

取材時期:2010年1月

ジャンル:なまもの系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

2010年度初めての取材として伊豆大島に行ってみました。大島は事前調査でもグッとくる珍スポを探しきれなかったので、期待できるのは「リス村」くらいかな、と思い島内観光を始めたのであるが、火山博物館はなかなかの情報量で結構楽しめたのであった。あまり珍スポ度が高くない上に、館内撮影禁止ということで取材記録に載せるほどでもなかったが・・。しかぁ〜し、翌日訪れたこの「ぱれ・らめーる」には驚いた!立派な珍スポに成長していたのであった。まずはアプローチから。

  

元町近辺に宿泊を予定していた我々は問題の、貝の博物館「ぱれ・らめーる」へと向かった。地図には元町の火山博物館近くの海側にあると出ている。レンタカーのヴィッツでうろうろするも結局発見できずに初日はホテルに戻った。ホテルのフロントに聞くと、それは波浮港のほうに移転したとのこと。見つからないはずだ。翌朝ヴィッツを波浮港へ向けた。標識もしっかり出てきて、すぐに到着。何だか市役所のような建物の中にその博物館はあるようだ。入り口を入ると左手にカウンターがあり、おじさんが受け付けをやっている。まだ9時過ぎということで、我々が一番乗りだ。入館料400円(JAF割があったように記憶している)を支払い、おじさんに連れられ博物館入り口へ。おじさんが照明を点けながら進む。

   

貝の世界ということで、潜水服に海底の書き割りのお出迎えを受け、先に進む。すると現れました貝のオンパレード。別にニカ家は貝フェチではありませんが(食べるのは結構好きですが)、この博物館の素晴らしさは展示してある貝の種類ではありません。その展示方法にあるのです。同じ種類の貝類を時にはカラフルに、時にはザルにてんこ盛りに、時には宝石を展示するような具合に・・。多彩な展示方法で貝素人のニカ家も大興奮。写真も撮り放題ということでメモリの許す限りデジ一のシャッターを切りまくるニカなのであった。ふう〜と一通りみてまわり、結構お腹一杯になったところで退室すると、なんと二階にも展示が続くのだった。

  

二階もまた多彩な展示が続く。リバーサルフィルムとSDカードを入れ替え、取材を続ける。微小な貝たちが高層マンション状に詰め込まれ、ボタンを押すとぐるぐる回って観察できるジュークボックスがさりげなく置かれてあったり、不気味なホネ貝が展示されていたり、とても貝とは思えない偕老同穴などというものがあったりで気が抜けない。結局二時間近くかけてじっくり鑑賞させていただきました。同じ建物になぜかボーリング場もあるようで、なんだかわからない施設でした。ここの展示貝は初代館長の草刈氏の所蔵品が主となっているそうです。資料集も格安で販売されているので、貝ファンはもちろん、貝ファン以外の珍スポファンにも十分楽しめる博物館です。


リンク等:

取材記録47に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ