47-10:大阪府 大阪市天王寺区 鎌八幡  



所在地:大阪市天王寺区空清町4−2

取材時期:2010年5月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
歴史好きの方には有名な話なのかもしれないが、大阪冬の陣にあたり真田幸村が必勝を祈願して鎌を打ち付けた大木が、この鎌八幡なのだそうだ。鎌を木に打ち付け祈願するため、大木の周りが鎌だらけになっている光景はちょっとおぞましい。この光景を確かめに、玉造筋を行く。ちょっと迷ったが「悪縁を絶つ!鎌八幡」という大きな看板を発見。駐車場や駐輪場は無いのでご注意を。

さてバイクを先の道ばたに放置し、入り口に向かう。いきなり内部は一切撮影禁止、祈願以外の入場お断りの注意書きにビビるが、旅先の安全祈願と割り切り恐る恐る門をくぐる。なにやらずっしりと重い雰囲気。左手に折れる小径を行くとありました、ご神木。噂通り鎌が一杯刺さっている。こういうジャンルの取材はまずお賽銭とお祈りから入るのが礼儀というもの。100円玉を賽銭箱に放り込み、ここは神社だよな、と心の中で確認し、パンパンと手を合わせる。

深々と礼をしたあと、ぐるっとアタリを見渡すと絵馬が掛かっている。何気なく観てしまったが、「早く誰々と縁が切れますように」とか「病気が回復しますように」といった内容のだったように記憶している。ここは間違いなく観光神社ではなく、人々の真剣で切実な祈りの場なんだな〜と思い知らされるのであった。撮影禁止なので、当然画像はありませんが、大阪城公園近くの大阪歴史博物館内部にレプリカがあり、それは特に撮影禁止と掲げられていなかったので載せておきます。

 

希望すれば鎌に願いを込めて打ち付けてくれるらしいので、どうしても断ち切りたいものがある人はどうぞ。鎌根付けがあったので購入してみました。


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