45-8:山口県 萩市 萩本陣 



所在地: 山口県萩市椿東385-8

取材時期:2009年5月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

なぜ有名な温泉旅館が珍スポなのか?それはモノレールに乗って行く温泉がかつてはあったからなのです。その名も奥萩本陣。先の松陰歴史館から程近い山の中腹にモノレール用の軌道が敷かれ、ゴトゴト揺られながら温泉に向かう、なんとも風情があるではありませんか?是非そのモノレールに乗って見たいがために、今回の萩での宿泊は「萩本陣」に決めていた。歴史館取材の後、午後5時にチェックイン。その時にフロントで聞いてみたところ、すでに山腹の温泉は閉鎖し、麓に風呂場をリニューアルしたとのこと。な・なんと、それではモノレールもすでに廃線か?と思い焦ったが、展望台への往復交通機関として運転中だ。毎時0分、30分に運行している。

  

部屋に荷物を置き、早速展望台行きのモノレールチケットを購入。さあ出発である。ニカ家も含めて3組の観光客を載せ吾妻山を登りだした。まず右手に旧男湯。昔はモノレールから展望露天風呂が丸見えだったそうだ。さらに進むと「ワニ園」書いてある温室のようなもの。係りのおじさんに聞いてみると、「展望露天を造った当初は小さいワニが二匹いたのだけど、すぐにどこかの水族館にもらわれていったらしいよ」との事。温泉〜ワニ園、という図式はどこかで聞いたことがあるような?伊豆のバナナワニ園ですね。

さてモノレールはさらに山を登る。すると今度は旧女湯である。ここまで登ると流石に展望露天からの景色は素晴らしかったと思う。乗降口をスルーしさらに登り、ふと女湯側を見るとおびただしい数の竹による目隠しが・・。女湯もやっぱり見えちゃうんですね、苦労の後がうかがえます。そんな手間を考えて展望露天は閉鎖したんですね。ふと、その向こう側の山腹をみると巨大な絵が描いてある。ちょっと唐突ですが黒船だそうです。これでも少し珍度がアップですね。

  

山頂に到着しモノレールを降りるとすぐに恐竜君がお出迎え。なかなか演出的にはインパクトがあって面白い。さらにアンパンマンやバイキンマンもライドとして活躍している。流石に展望台からの景色は素晴らしい。もう少しすると夕日が日本海に落ちる時期に入り、その時にはカメラマンが殺到するらしい。日が落ちてから来てみるとまた違った雰囲気良いのかもしれない。モノレールを待たせたまま8分程度の散策時間を与えられたが、ニカ家は主に恐竜写真の激写に追われ、展望を楽しむ余裕は無かったのである。係りのおじさんの招集を合図に再度下りのモノレールに乗り込んだ。

リニューアルしたお風呂もなかなか楽しめるし、宿泊した部屋もきれいで、食事も結構良い。もう少し白ワインのラインナップがあれば言うこと無しなのだが・・。


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