45-10:島根県 仁摩サンドミュージアム 



所在地: 島根県大田市仁摩町天河内975

取材時期:2009年5月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

鳴り砂をネタにミュージアムを建ててしまった町がある。それがここ仁摩町。その名も仁摩サンドミュージアム。前からその存在は知っていたが、とてもアクセスが悪く、なかなか訪れる機会がなかった。そこで今回の山陰取材では少し無理をして旅程に組み込んでみた。津和野からひたすら国道9号を北上すること数時間。右手にシンボルのピラミッドが見えてきた。駐車場にナナ助を入れ、いざ取材開始。

  

5月の連休はツツジの季節。このピラミッド前はツツジが大量に植えられており、それが満開状態。なんだか超度派手な祭壇の様な雰囲気を醸し出している。ちょっと不気味。しかし、なぜ鳴り砂とピラミッドなのか?国内にあるピラミッドと言えば、あの大観音寺のルーブル彫刻美術館が有名であるが(ってそんなに有名じゃない?)、あれは本家ルーブルのピラミッドをまねているのだが・・・。少し調査してみると、地元出身の建築家 高畑伸氏が設計し、その思想はというとエジプトはクフ王のピラミッド内にも鳴り砂があった、つながりらしい。ちょっと苦しいような・・・。

  

まあ、唐突な感はさておき、入館してみる。サンドミュージアムなので当然テーマは「砂」である。その中でもここは「砂時計」をメインに扱っている博物館で、その主展示は「世界一の砂時計」。その解説が20分後に始まるという。それまでの館内の取材をザッとすましておこう。まずはメインピラミッド内部。ここに問題の巨大砂時計が鎮座している。さらに琴ヶ浜の鳴り砂が乳鉢に盛られており、お約束の棒で突くと、「キュッ、キュッ」と鳴くのは少し楽しい。砂時計は後回しにして展示順路を回る。

  

砂の由来のパネル展示。文字が多い上に内容が哲学的で難解。うーんほぼ素通り状態。次の間は実際の砂観察コーナー。こちらは顕微鏡なども備え、体験学習で楽しい。さらに進むと日本と世界の砂展示コーナー。サンプルガラス瓶に日本の各地砂浜の砂が蒐集されており、その隣には世界の砂展示も・・・。これはかなりマニアックだ。石フェチはよく聞くが砂フェチは珍しいのでは?


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