44-5:岡山県 倉敷市 貯金箱博物館 



所在地:岡山県倉敷市船倉町1224

取材時期:2008年12月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

チボリ公園取材中、海賊船内のカフェでお昼からビールなどを頂きつつ、午後からの美観地区取材予定を順路をぼ〜っと考えていた。倉敷の美観地区における一番の珍スポは「星野仙一記念館」だな〜と地図を見ていると、そこに「貯金箱博物館」なるものもあることを発見。ちょっとレトロでマニアックな響きもあったので、訪ねてみることにした。



クラボウ記念館の敷地を抜け、幹線道路に出ると信号の先に異様な建物を発見。なんと屋根の上にあのビクター犬がゾロゾロいるではないか!どうも位置的にあれがお目当ての貯金箱博物館のようである。しかし、ビクター犬と貯金箱ってなんだか結びつかないなぁ〜と訝りつつ、近づいてみると、そこは店内外に古いモノ満載の骨董屋、倉敷山陽堂アンティークモールであった。屋根には数百匹のビクター犬、それに電飾をつけるおじさんたち。表にはインディアンのお面やコーラの看板、なぜかシーサーの巨大置物もある。



よく見ると、この骨董屋の2Fが貯金箱博物館らしい。まずは掘り出し物、特に観光ペナントなどないか、店内のチェックに入る。この手の骨董屋にありがちな、価値のあるんだか、無いんだか不明なガラクタが山積み。その中をかき分けて店内を泳ぐ。結局ペナントは見つからないまま、黄色のサバンナSAミニカーを発見し、店長の値付け300円で購入した。

さて、問題の貯金箱博物館である。入館料は200円であるが、買い物をした客は入館無料ということで、店長の許可のもと、急な階段を二階へと昇る。階段を登り切った所には例によってビクター犬が一匹。突き当たりを左に折れると、その一室全てに貯金箱ワールドが展開されていた・・・・。壁は全てショーケースで埋め尽くされ、中央部にも大きな硝子保管棚。それにぎっしり貯金箱が並べられている。流石に「貯金箱博物館」と銘打つだけのことはある、凄いコレクション。やはりメインは銀行が預金者に配ったノベルティものが多い。基本的に国産品が大多数を占めるは、解説パンフによると、日本人の預貯金好きから来ているとのこと。やっぱり日本人は小銭を貯めるのが大好きなんだな。



アトムやドラえもんなどのアニメキャラの他、赤いポストの貯金箱は郵便局が配ったものだろう(今の郵貯銀行なら、ちょ金魚?)。それにしても大量の貯金箱が展示されている。館長(兼店主)の気さくな方なので、骨董好きの珍スポファンなら是非訪れてみてください。


リンク等:
公式ページ

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