44-3:岡山県 倉敷市 チボリ公園 



所在地:岡山県倉敷市寿町12-1

取材時期:2008年12月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆(☆五個が最高得点)

開園から11年。倉敷チボリ公園が閉園するらしい、ということで無くなる前に一度行っておこう!でやってきました倉敷です。2008年12月31日で閉園ですがニカ家が取材したのは12月29日。大混雑になるかもしれないと思い、開園直後から取材に入ることにした。まずはチケット(大人一人1500円、その他園内のアトラクションは別料金!これでは閉園に追い込まれても仕方ない)を購入し、列に並ぶ。関東の施設であれば、ヒトだらけでどうしようもない状態になるはずだが、混雑は思ったほどではない。いったい関東はどうなっているのだろう?入場門の前で、「閉園反対」の署名活動が行われているのが印象的であった。

さて、いざ園内へ。当日はテレビの取材も入っており、なんだか特別の日なんだな、という雰囲気である。家族連れは観覧車やコースターなどの乗り物系のアトラクションにダッシュしているが、ニカ家は比較的静かな北欧の町並みを楽しめる一画から取材開始である。倉敷チボリ公園のオリジナルは北欧はデンマークに実存する世界最古のテーマパークである。経営難により本家チボリ公園からの名称使用権の更新が行えず、やむなく閉園になってしまった。もともとクラボウの工場跡地に造った公園であるので、土地の所有者はまだクラボウのままらしい。

さて問題の園内であるが、非常に整備された町並みで、壊してしまうのはとてももったいないですね。うまくつくってあり日本にいることを忘れてしまうような雰囲気は、ぜひ閉園した跡も無料の公園として残していったら良いのかもしれない。何と言っても「おでん」の幟と北欧の町並みが同居するのは、ここしかないのだから・・。

  

さて、その後はチボリタワーや遊具の周りを一通り回り、アンデルセン童話のオブジェなども楽しみながら園内をうろついた。結局追加料金を払うアトラクションには一つも参加せず、海賊船内のカフェでちょっとだけビールを頂き(徒歩の取材はこれができるので嬉しい!)、取材終了となったのである。美観地区で地元の人達と閉園について話を聞いたが、存続に関してはあまりポジティブな意見が聞かれなかった。どうも一部の業者に利益が集中していて、税金を投入することに説明がつかない状況もあったようである。何れにしても、現時点(1月)ではすでに存在しない施設になってしまったのは確かである。

  


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