44-2:岡山県 岡山市 七人岬佛教施設 



所在地:岡山県岡山市郡

取材時期:2008年12月

ジャンル:おいのり?系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

ベネッセハウスからの帰り道、宇野港から岡山市内へ向けて県道45号線を児島湖に沿って走っているときであった。玉野市から岡山市に入ったとたん、奇妙な建物が現れる。な・なんじゃ、こりゃぁ?ということで早速デミオを道ばたに停め、取材開始である。残念ながら入り口には進入禁止のロープが張られており、内部の取材は断念せざるを得ない。仕方がないので、歩道から見える範囲で写真を撮りまくる。

まずは勝手に建てたのであろうか、「公示」の黄色い看板。そこには「七人岬佛教施設」と書いてある。隣の看板には「湖岸自然保存岬」や「松尾鼻散策道」という文字も見受けられる。入り口付近には祠があり、地蔵さんが安置されている。その地蔵のお顔が妙に漫画チックだなぁ〜と思い、横の石碑をよく見ると、「原像制作 漫画家 森比呂志」とある。どうやら調べてみると川崎の漫画家らしいのだが、それ以上何者かは不明。

  

建物の最上部には銃眼があり、鉄砲の先が覗いていたり、「時は金なり」という格言とともに時計が貼り付けてあったり、なぜかその下に「犬のフン禁止」の看板があったりと、全く統一感の無い施設ではある。奥の竜宮城の様な建物に「観音堂完成 ご利用ください」と掲げてあるわりには「工事中は立ち入り禁止」という札もぶら下げてあったりで、謎だらけである。そもそも7人岬ってナニ?とネット調査をしてみたとこと、どうやら四国は高知に伝わる死霊伝説で7人組で現れて、彼らを見たものは高熱にうなされて死んでしまうらしい。そんなおどろおどろしい輩を祀る施設だったのか?主に水辺に現れるようなので、ここ児島湖のこの場所もなにか事故や事件があったのかもしれない。

 

何れにしても、まったく謎だらけの珍佛教施設発見である。工事が終了したら是非また取材してみたいものだ。


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