43-8:愛知県 高浜市 紫峰人形美術館 



所在地:愛知県高浜市屋敷町1-5-14

取材時期:2008年9月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

人形系珍スポとしては大阪は能勢の高燈籠も強烈でしたが、今回はより世俗的なお祭り系の人形スポット「紫峰人形美術館」を取材してきました。知多の貝がら公園から高浜へ。これはバカルトのせいではないのですが、すっかり高浜駅前にあるものだと勘違いしており、どう見ても駅前にそれらしい建造物はあり得ない。よ〜くバカルトを読み直してみると高浜ではなく一つ名古屋よりの「吉浜」という駅だったのだ。すでに日も暮れかかる4時過ぎ。

何とか吉浜にたどり着きXJを駐車場に押し込む。カメラ準備を素早く済まし受付へ。お姉さんに「見学したいのですけど・・」、「受付は4時で終わりなんですけど」「えぇっ〜!横浜から来たんですけど(いつもの手ですが・・)、必ず閉館の5時には出るようにしますので、何とかなりませんか?」、「それならいいですよ」とお姉さん。入館料800円を支払い大急ぎで館内取材開始。写真はOKというのはとても嬉しい。

  

まずは2階へ。本人形館の心臓部とも言うべき「お祭り広場」。同名のイベント会場を芦別レジャーランド(現北の京芦別)でも聞いたことがあるが、ここは全くの別世界。人形さんたちが繰り広げるジオラマ踊りワールドなのである。とにかく、何の祭りだか判然としませんが、人形達がベルトコンベア上で踊り狂っている。この点に関しては前出高灯籠の回転寿司マシンには仕掛け的には敵わないとは思うが、なにせ数で勝負である。圧倒的な物量パワー!人形作製を本業としているところで、一歩抜きんでている。

  

お姉さんとの約束もあり、あまりのんびりしていられない。写真を撮りまくりどんどん先に進むのだ。他にも見所満載だったのが駆け足で3階へ。階段を上がり真っ先に目に飛び込んでくるのが、奈良の大仏建立の場面。大仏周り足場を組み、職人達が作業する風景をターンテーブルに載せじっくり堪能できるようになっているところもこころ憎い演出。さらに日本の歴史もアマテラスから太平洋戦争まで学べるように工夫されている。凄い執念である。なぜか、江戸の入用シーン(のぞきあり)などのお色気展示もあったりで、細かい所も気が抜けない。うーん、もっとじっくり見たいのだが、何せ時間が・・!。さらに階上へあがり、壁際にある「都踊り」スタートスイッチを押下!超ど派手な演出で、都踊りが始まる。

  

色々見せてもらい屋上へ。ここには吉浜慈母観音像を祀る祠が・・。皇太子人形などもあり、それはそれで楽しめる場所なのであった。大急ぎで館内を巡ったが、本来なら数時間滞在、36枚撮りフィルム数本は堅い珍スポであるのは間違いない。5時5分前に1階に戻り、デッドストックであろうオリジナル記念切手を購入したのだ。受付のお姉さんに記念撮影をお願いし、今回の取材は終了。まだ閉館する気配は無いので、次回はじっくり鑑賞しにこれたらいいですね。


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