43-2:群馬県 月夜野 恐怖の洞窟 



所在地:群馬県利根郡みなかみ町新巻池の原

取材時期:2008年9月

ジャンル:さんか系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

群馬県は沼田市近くに月夜野(つきよの)というところがある。この何とも風情のある地名に似つかわしくない面白珍スポが存在する、ということでロックハート城より月夜野を目指してMGを走らせた。国道17号沿いに大きな看板があり、迷わず到着。と言いたいところであるが、巨大桃オブジェの横を右折し直ぐに小さい標識が現れたため、タイヤを鳴かせるほどの急停止。後続車がいたら大変なことになっていたかもしれない。気を付けよう!

妙なパトランプ付き独り乗り宇宙船のような物体の横にMGを停め、取材開始である。恐怖の洞窟←という案内に導かれ、受付にたどり着く。軒下に机を並べただけのような受け付け台の向こう側の壁にバックスバニーの首つり死体がぁ〜〜!と思ったら、これがお腹に「いらっしゃいませ〜」の文字があるので、受付ウサギなのであろう。のっけから何とシュールな光景であろうか・・・。さて受付にだれもいないので大声で「あの〜、洞窟に入りたいんですけど〜」。すると奥からおっちゃんがでてきた。一人300円だよ、ということで、まずはプラムの国に入国。

  

正面にロバ、手前にカメ。何なんだろう、ここは?と、突っ込みを入れたくなるが、まずは恐怖の洞窟である。↑に沿って洞窟へ向かう。受付小屋をグルッと回って裏手へ。そこから斜面を降るとそこが遊園広場になっており、その奥に問題の洞窟は存在した。ウサギふれあい小屋やダーツ広場もとても気になったが、まずは「恐怖の洞窟」取材から開始である。

洞窟入口はドクロのカーテン。これがまた安っぽい演出で、とても素晴らしい珍スポオーラを発しているではないか。「大勢で入るとおもしろくありません。一人か二人づつ、間隔を空けて入りましょう」などと言うおせっかいな看板もある。ドキドキしながらカーテンをくぐると、まずは首だけ「洞窟大明神」のお出迎え。さらに進むと、壁からマネキンの首がぁ・・・。赤外線センサーであろうか、人の気配を察知してドラキュラが動いたり、光が点滅したりで結構楽しめる。あまり詳細をレポートしてしまうと、これから探索する人に悪いので、このくらいに止めます。出口はかなり狭いので数台のカメラを抱えたニカにはちょっと辛い状況ではありました。

   

さて洞窟を出てからは広場探索。目玉はやはりウサギふれあい小屋。小屋の外に包丁と茄子が置いてあり切り分けてウサ公達に食べさせる、という趣向である。早速茄子を切り刻み、小屋内に突撃!中にはウサウサがゾロッゾロ。エサを求めて周りに寄って来てはカシッっと茄子を囓り、ムシャムシャとしている。うーん、ウサはなんとも可愛いですね。ニカ実家では以前ウサをペットとして飼っていた時期があり、その時も随分遊んで頂きました。何でもカジカジするのが危険で、オーディオセット裏の配線をことごとく囓られたのを思い出しました。

   

しばらく遊んで頂き、取材終了。受付に戻る途中、草むらで昼寝中の蛇君を起こしてしまったようで、こちらも驚いたが、彼もびっくりしたのでしょう、ニョロニョロと森の方へ去って行ったのだ。まあ、お化け屋敷としては明らかにB級。テイストはあの筑波山のガマ洞窟にかなり近いので、珍スポファンとしては十分楽しめると思います。あまりメンテされていないようなので、取材は早めにした方がよいかもしれない。


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