41-7:高知県 香南市 龍馬歴史館  



所在地:高知県香南市野市町大谷928番地1号

取材時期:2008年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

龍馬ファンには申し訳ないが、幕末の志士たちの活躍にあまり興味が無いのです。ですが、ここ龍馬歴史館には多数の蝋人形達が勢揃いしているということで、出かけてみました。前日宿泊の安芸から国道55号を高知方面へ。龍河洞方面に向かう途中に目立つ看板があるので間違いなくたどり着けたのだ。入り口横にバイクを停め、売店奥にあるクラシックカー博物館との共通チケット、たしか1500円を購入しいざ歴史館内部へ。

自動ドアの向こうにいきなり龍馬さんのお出迎えを受け、一瞬驚く。写真はOKなので早速カメラを準備し激写体制に入る。まずは龍馬生誕の場面から家の様子が楽しめる。さらに進むと姉・乙女(おとめ)のスパルタ教育で腰に麻縄をくくりつけられ川に放り込まれ、泳ぎを練習させられる龍馬の場面。結構笑える。しかし男勝りの姉の名前が乙女って言うのもなんだか皮肉っぽいですね。パネルを辿って行くと、幼少時の龍馬は気の弱い臆病なはな垂れ小僧だったとの事。それが剣術を学ぶことで自信をつけていったんですね。ほ〜、龍馬に興味のないニカも少し勉強になったぞ。





さらにその剣術修行時代の場面から、西郷どんとの出会い・お龍との蜜月旅行に亀山社中設立・海援隊の船上場面と続く。まあ、知らないヒトでも一通り龍馬の生涯がわかるようなつくりなので、初心者にもお勧めできるスポットです。しかし一人の人物に的を絞ってこれだけの蝋人形を作らせてしまうとは、この龍馬歴史館のオーナーの龍馬に対する思い入れは並大抵のものではない。資金だって相当必要なはずだ。一体安くても80万円で、通常200万くらいはかかるそうなので、180体の蝋人形がいるので一体100万としても1億8千万円!このほか、龍馬とは全然関係ない蝋人形達も30体前後いるので、約2億円!年末ジャンボでも当たったのだろうか?と、いらぬ心配はさておいて、龍馬さんの生涯はこれでお終い。





ちらっと紹介しましたが、この歴史館の本当の見所は、ここから始まる「土佐の偉人コーナー」から別棟の1Fに続く「世界の偉人コーナー」なのである。あなた誰?っていう地元の名士に続き、チャーチル・ゴルビー・田中角栄らの後で、あの「ぼんさん〜かんざし〜」のお馬さんと坊さんもいる。階下に降りれば、まず出迎えてくれるのが壇上に立つJFK。中華系の指導者が続き、なぜかエリツィン・ドゴール、伊藤博文・岸信介などの日本勢。何と言っても部屋の真ん中に陣取るは書き割りのハマラジャ宮殿をバックに、ナショナルジオグラフィック誌を読みふけるガンジーさん。世界の中心に鎮座するのはやはりガンジーさんくらいの人徳者でないと、という事か・・・。





さてこの偉人コーナーの先に居たのが、クレオパトラとシーザー・楊貴妃、さらにマリリン・モンロー。かなり怪しげなラインナップで、このまま秘宝館に持っていっても絵になりそうな人選だ。しかもマリリンの前を通りかかるとセンサーが働いて下からの風でスカートがふわり!うーん、凄いテイストだ。確か熱海秘宝館では自分でハンドルを回して風をおこし、スカートめくりする企画もあったんで、何か近いものを感じたのであろう。そういえば北海道秘宝館にもあったな。ということで、取材終了。ギョッとする「絵金:鮮血の幕末絵師」っていうのもあったので、好きな方はどうぞ。










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