40-6:岐阜県 各務原市 エーザイ内藤記念くすり博物館  



所在地:岐阜県各務原市川島竹早町1

取材時期:2007年8月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

あのエーザイ創始者の内藤豊次さんが集めに集めた「くすり」グッズ。これらが岐阜に大集結しているという噂を聞き、布袋大仏から直行してみた。この日は土曜だったこともあり、昼飯を食べていたそば屋から電話で営業を確認。受付のお姉さんに開館をしっかり確かめてから、いざ出発。愛知から岐阜は各務原(かかみがはら、と読む)に入り「くすり博物館→」の方角に進むと、そこはもう立派な工業団地。エーザイさんの川島工園なのである。ずんずん進むと左手に「内藤記念くすり博物館」の看板あり。MGを駐車場に入れると、先客が数組いるようだ。

ハーブ園となっている庭を横切り、三角尾屋根の博物館へ。さすが一流製薬メーカー運営の博物館だけあって、入場料無料!しかも黒酢飴のプレゼント付き。これは嬉しい!受付で名前を記入し、いざ取材開始!と思ったがロビーで、これまた無料のハーブティーを頂き、のんびりしていると階段から子ども達の集団が降りてきた。社会科見学のようですね。ロビーに鎮座する巨大人力製薬機を実際に動かす体験学習なのだ。

  

ガヤガヤとうるさいので、早速展示を見て回ることにした。まず気になるのが魔除けの珍獣「白沢(はくたく)」。こいつを初めて見たのは珍寺の重鎮として名高い三重は榊原温泉「大観音寺」の境内である。目が9個(だったかな?)あり、角があるおっさん怪獣。チビまる子に出てきそうなファンキーな動物である。順路正面に鎮座する置物がこの白沢であった・・・。

さて続いては薬として使われた草やら木やら昆虫やらがプラスチックに閉じこめられたコーナー。これはこれでちょっと不気味。さらに進むと江戸や明治の薬道具。富山の薬売りマネキン君から不気味なツボ解説人形まで、多種多彩なくすり道具たち。中には腫瘍切除の図などのグロいものも・・・。さらに進むと「はかり」の間が登場。昔の上皿天秤などが多数展示されている。その反対側の壁には昔なつかし薬キャラ達が・・。ケロヨン、サトちゃんなどのコレクションが並べられている。

  

二階に登るとクイズコーナーなどがあり見学終了。なかなか見応えのある博物館でした。しかし先日、日テレの「ぶらり途中下車の旅:多摩モノレール編」を見ていたら、舞の海が超マニアックな薬グッズ蒐集家の平田さんというかたの自宅兼倉庫を紹介していた。うーん、テレビで見る限りものすごい数のコレクションだった。非公開なのが残念。是非、公開して欲しいものだ。



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