39-8:千葉県 鴨川市 仁右衛門島




所在地: 千葉県鴨川市太海浜445

取材時期:2007年5月

ジャンル:展示?系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
仁右衛門島(にえもんじま、と読むのです)、再訪してみました。前回の報告は珍スポ取材記録番号1-7なので、もう8年も前の取材ですね。前回は真冬のツーリングでしたが、今回はバイク乗りには絶好の季節である黄金週間あけの土曜日に突撃してみました。メンツは前ページ同様、DK原さん、O野さんですね。にゃんだ!パークから野島灯台を経て鴨川へ。R128を走っていると誘導看板が現れるので、それに従って行くが、しっかり迷ってしまった。海岸沿いに何とか船着き場に到着し、駐車場にバイクを押し込む。夏場の混雑時期でなければちょっと先の護岸壁に停めてもバイクなら許されるのでは・・?で、駐車場料金200円を払い、いざ渡し船乗り場へ(ちょっとしたハプニングもありましたが・・)。

受付で往復の乗船料1350円(JAF割引あり)を払い、船上の人となる。前回も書いたが、この1350円は渡し料ではなく仁右衛門島への上陸料なのですね。なので泳いで渡ってもしっかり1350円は徴収されますのでご注意を。船頭さんの解説を聞きながらものの数分で対岸に到着。売店をアーケードをくぐり、いざ島内巡り開始!と行きたいところであるが、観光地の売店となればやはりペナント調査からである。ざっと見回すもペナントがぶら下がっている気配は無い。とあきらめかけた時、仁右衛門島の歴史展示パネルコーナーに誇らしげに張り付いているペナント発見。かなりold fashionedのスタイルを感じさせる見事なペナントである。さっそく店番をしているおじちゃんと交渉開始。「すみませ〜ん、あそこに張ってあるペナント、売り物じゃないのはよくわかっているのですが、何とか譲っていただけないでしょうか?」とニカ。「私、単なる店番で責任者いないから駄目です」とおじちゃん。その後、何度かゴネてみたが、やはり無理であった。三枚同じペナントが飾ってあるんだからいいじゃん、と思ったが、残念。あんまり悔しいので仁右衛門音頭が収録されているピクチャーレコード(ドーナツ盤)を買ってしまった。なんのこっちゃ?

島内巡りをやっと開始する。まずは階段を登り、妙な祠などを見学しながら渡し船がよく見える岬に出る。ここには亀の形をした巨大な岩も見学できるし、芭蕉の俳句碑などもあり、ちょっとした散策にはよいですね。その後順路に従うと民家の入り口に到着。門の前の小屋におばちゃん一人。「こっちから見ていってね〜」と案内される。門には表札が・・「平野」と掛かっている。そう、ここ仁右衛門島は平野さんの個人所有。今から約800年!前に、源頼朝を平野家先代の仁右衛門さんがこの小島にかくまったのだ。うーむ、にわかには信じられないが、まあそうだったのでしょう。平野家に上がり込むことはさすがにできないが、外から座敷などを眺めることは可能。池の鯉達が巨大な口をパクパクさせて寄ってくるのは、不気味だ。



さて平野家見学を終えると太平洋側の順路に入る。さすがに眺めがよい。しばらく行くと日蓮聖人が修行した岩場(本当か?)などが現れ、なかなか飽きさせない。さらに進むと頼朝の隠れた岩場プラス神社にぶつかる。前回来たときは確かここに頼朝人形が設置してあったはずなのに?もう撤去されちゃったのかな?などとつらつら考えながら元の売店に戻ってきた。そこで食堂のおばちゃんに尋ねてみると、「そんなのあったかね〜」。あったはずだ!と、この記事を書く前に8年前の写真を確認すると・・無かった・・・。珍スポ取材を続けていると勝手な思いこみで記憶の中にヨリトモマネキンをでっち上げてしまうのも、また凄いことですね。ということで取材終了。また渡し船で駐車場に戻り帰路に就く。日本って歴史のある国なんだな〜っと実感したニカではあった。

  

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