39-4:岐阜県 養老 古今珍品情報流通センター 珍品城




所在地:岐阜県養老郡養老町船附大割田1503

取材時期:2007年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
養老天命反転地の近くにその名も「珍品城」という城があるらしい、という情報を仕入れたため、今回の取材ツアーに組み込んでみた。反転地から東に向かいR 258を大垣方面に北上。場所が特定できなかったため出光での給油の際に「あの〜、珍品城っている骨董屋が近くにあるって聞いたんですけど・・」と尋ねてみると、すぐそこっ!とガソスタのにいちゃんの指さす方向をみると・・た、確かに怪しげな建物がある。

早速駐車場にMGを入れ、キヤノンF1を取り出し、いざ取材開始!と思ったら、今日・月曜は定休日だ。ふーん美術館気取りかい!仕方がないので店舗外観取材。これだけでも結構見応えがある。まず目に飛び込んでくるのが「ワンカップ・缶ビールは店内にて販売しております!お気軽に中にお入りください」お気軽に、って言っても、なかなかね〜。ワンカップ片手に店内を巡れる骨董屋なんて全国探してもココだけかも。さらに探索すると店舗の西側が城「風」の建物になっておりそのてっぺんには何とあの金シャチが載っているではないか。しかもかなり簡略化された平面金シャチ君。城の安っぽさを助長しているのは間違いない。さらに城下には鋳造毘沙門天像19万円、などが放置されている。この外観からすると内部はさぞかし・・。

ムフフと思い、次の日に再度訪れてみることにした。翌日は生憎の土砂降り。昨日外観取材しておいてよかった・・・、と思いそそくさと店内に。まず目に飛び込んでくるのはレジカウンター頭上にデカデカと掲げてある会員募集の看板。

骨董委託販売会員規約
お・思い出せない・・!メモって置くんだった、ウェブ上にも情報ないし・・。たしか、入会金が出品価格に応じて変化し、非会員だど委託手数料と売れたときの珍品城の取り分が結構高くて、希望価格が数万円で一年以内に売れそうなら会員になっても良いかな、といった値付けだったように記憶している・・が、もし興味があるかたは連絡してみてちょうだい。

さらに進むと正面に「撮影禁止の張り紙」。むむむ、残念。もし何か気に入った物があり購入することになったら店内風景を記念に一枚撮らせてもらおう、と思いFD20-35レンズにキャップをかぶせた。まずはざっと店内探索。外観から予想されるとおり、店内は広大だ。この手の骨董屋にありがちな店内が物で溢れかえっており、店主でもどこになにがあるのかさっぱり?という困った事態にはなっておらず、非常に整然とブツが陳列されている。

陶磁器コーナーから始まり古時計展示スペース、掛け軸部屋、ブリキのおもちゃや額装された絵画などありとあらゆる古道具・骨董が並べられおり、中には火縄銃や甲冑などもある。骨董好きにはたまらない場所かもしれないがニカには???二階部分をうろうろしていると、あの富本憲吉作の皿が売られていた。値段はなんと39万円!どこかの美術館に収められていてもおかしくない作品がこんなところに…。一応鑑定書らしきものはついているが果たして本物かどうか?しかし店員さんに「これ見せてください」といえば手にとってじっくり観察できるところは美術館と全く違う優れたところかもしれない。といっても39万円の皿など買うつもりも無いのに見せろと言う勇気は無かったが・・。

結局小一時間ほど店内をうろうろし、何も購入しないで取材終了。そのため店内写真を撮らせてくれ!と切り出すきっかけを失い珍品城をあとにしたのであった。山下清の色紙、1500円なら買うのにな〜、25万円だって!

写真:

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