39-10:京都府 嵯峨野 愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ) 




所在地:京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5

取材時期:2007年9月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:また京都に来てしまった。次の週末に時間が取れそうだったので、新幹線と宿のパックを旅行代理店で探したところ、直前にもかかわらず空きがあった。金曜早朝に台風が関東を通り抜けたため、北は大混乱だったようだが、西行きの新幹線は通常運転であった。朝7時過ぎの新幹線に乗り京都へは9時過ぎに到着。そこからはパックツアーに着いていたバスにて嵯峨野へ。このバスがいちいち観光名所に立ち寄り、利用者待ちをするために嵯峨野に到着が昼前になってしまった。うーん、電車+路線バスの方がダントツ早かったかも。

さて嵯峨野は鳥居本でバスを降り、一路愛宕念仏寺(「あたご」ではなく「おたぎ」と読む)に向かう。同じ念仏寺でも化野(あだしの)念仏寺の方が規模も大きく知名度も高いが、珍寺としての格は愛宕の方がずっと上だ。そこにはとんでもない羅漢様たちがいらっしゃるらしい。町並み保存地区を徒歩にて北上すること約10分。念仏寺入り口に到着。パンフレット代、と称しているが実は入寺料300円を支払い、いざ取材開始である。

  

千二百羅漢像、と数を自慢しているだけあって、流石に境内は羅漢だらけの様相を呈しいてる。階段を上り本堂のある広場に出る。後で調べると本堂は重要文化財だったらしいが、その時はただ羅漢さんたちに圧倒されるばかりであったため、本堂の素晴らしさは全く記憶に無いのが少し寂しい。その羅漢さんたちであるが、じっくり観て行くとかなりユニークなヒトを多数発見できる。表情が変なのはゾロゾロであるし、ビデオカメラを肩に載せている羅漢、KFC(フライドチキンかっ!)と刻んだサッカーボールを胸に双頭状態となった方もいれば、「ままっ、一杯」「ども、ども」と晩酌しているヒトたち、さらには飼い猫に万歳させちゃっているヒトもいるではないか。パッと観ると普通の羅漢寺か、と思うが、じっくり観察するとかなりキている寺だ。

  ←なぜか逆さま!

さらに奥に進むと「色即是空」の彫り物の向こうに祠がある。その中に、うぎゃ!石仏様?なーんか凄いな、こういうオバチャン居そうで怖い気もするし・・・などという思いを振り払い、きちんと手を合わせお参りを済ませたのだ。さらに上に進み黄金観音像で念仏寺ツアー終了。古都おしゃれスポットである嵯峨野にある珍寺。必見です。

  


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