38-8:神奈川県横浜市 北朝鮮工作船展示館(正式には海上保安資料館)



所在地:神奈川県横浜市中区新港1−2−1・赤レンガパーク隣

取材時期:2006年12月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
横浜みなとみらい 北朝鮮工作船

数年前に一度船の科学館で企画展示された、あの北朝鮮工作船。今は横浜はみなとみらいで常設展示(しかも無料)されているとの噂を聞きつけ早速取材してみることにした。久しぶりに土曜の午後に少し時間がとれたので、XJに火を入れ、みなとみらいは赤煉瓦倉庫に向かった。さすがに駐車場はかなり待ちが入っていたが、駐輪場は若干空きがありラッキー(こちらも無料だ)。海上保安庁の桟橋が開放されており、資料館が開いていたのでちょっと中を覗いてみる。ロビーより奥は立ち入り禁止であったが、そのロビーにいました働くマネキン達。制服を着て凛としたポーズをとっているものや、アクアラング背負って空中にぶら下がっているもの・腕組みして不気味な笑いを浮かべているお兄さんなど、結構楽しめました。

 

さて、桟橋門に戻って公園を少し奥に行くとそこが問題の工作船展示館。かまぼこ兵舎の様な建物の中に入るとそこには海底から引き上げられた工作船が鎮座していた。入口には「撮影は許可をとってから」との表示ありだったので、係りのおじさん口頭で許可を求めたところなんて事無くOK。まずは入口正面のモニターにて流される巡視船と工作船の戦闘シーンから見てみよう。レーダーに捕らえられ、巡視船が近づく。警告を完全に無視しながら逃げようとする工作船
。しびれを切らし船首に機関砲を連射!この場面で取り巻きのおじさん達から「やっちまえ!」の声が上がる…。それはそれで危ないと思うのだが・・。さらに巡視船が工作船を横付けにしたその瞬間、先方から反撃の縦断がバリバリ。ロケット砲まで取り出してきたのだが、最後にはご存じの通り自爆沈没。もちろん工作員も自決。うーん、どうなってんだい北朝鮮。

  

お次は引き上げられた工作船実物の見物である。胴体に上陸船まで呑み込むのだからやはりデカイ。船首には機関砲銃弾が貫通した穴が何カ所もある。最後部は観音開きになっており、そこから上陸船が出入りできるようになっている。船腹横のガラスケースには、船内から取り出された武器弾薬や衣類などが展示されている。金正日バッチなんかもあったりで、どう考えても北朝鮮のものなのが明らか。グルリと船体を一回りして見学終了。最後は「海まる」のお見送りを受けながら退場。北朝鮮の脅威を上手に表現して、ナショナリズムを高揚させるやり方はなかなかのもの。船の科学館で見逃した人は港横浜散策のついでに是非どうぞ

 

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