38-7:茨城県 牛久大仏年越しレーザービーム 



注)合成写真ではありません!ほんとにこうなんです!!

所在地:茨城県

取材時期:2007年1月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度:☆☆☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
2006年を締めくくる珍スポ取材として、昨年末に降雪で涙を呑んだ「牛久大仏初詣(修正会)」に行ってきました。さすがに横浜〜牛久を深夜往復はつらいので、つくばのオネー家での年越しをお願いしたところ、快諾して頂けました。ご協力ありがとうございます。しかし実際の年越し、当の主はオニーの実家に帰ってしまい、つくばに残るはニカ家と留守番のタマおよびナガネコのヒデ蔵という何だか不思議な取り合わせ。

大晦日当日、昼前にゆっくりと横浜発。首都高・常磐道ともに快適に進み、まずは下調べのため牛久浄苑へ。お目当ては年越しで開催されるフリマ。最近、焼き物に凝っているウシのリクエストである。しかしフリマは骨董市とは違い焼き物は皆無であった。その代わりでは無いが、ニカがペンタックスAUTO110という、ミニ一眼レフカメラを見つけ、衝動買いしてしまった。110(ワンテン)カメラなんて、なんと懐かしい!フィルムまだ売っているんだろうか?

 

カニやら酒やらをたっぷり買い込み、オネー家に到着。その後、これまでの大晦日にはあり得ないサケ抜きの夕食を頂き、紅白などをだらだらと鑑賞。11時には無料開放されるという情報を仕入れていたので、10時を廻った時点でつくばを出発した。つくば市街を抜けると真っ暗な道となる。普段はこんな時間にこんな道、殆ど車の通行無いだろうなと思われるが、前方にはかなりのテールランプが並んでいる。結局殆どの車が牛久浄苑駐車場へ到着した。すでに売店前の広大な駐車場はいっぱいで、かなり先の公園駐車場に誘導されてしまった。

三脚やら望遠など撮影機材をMGFより取り出し、いざ大仏様足下へ向かうが、この人の多さはいったい何だ?牛久大仏へはもう5〜6回来ているが、いつもの閑散とした様子からは想像できない人出である。人混みをかき分けやっと浄苑入場門前に辿り着く。時すでに11時10分前。しばらくすると運動会でよく使うドンドンという花火?が打ち上げられ(調べると、「段雷」花火と言うらしい)、いざ開門!何故かダッシュする若者がいるのが不思議。すでにライトアップされている大仏様を横目に観ながら、正面門まで進むと、松明に照らされた直線参道の一番奥に大仏様。うわ〜、非常に有り難い光景。思わず、手を合わせる前に三脚を広げるニカ。

 

その後ズンズンと奥に進み、とりあえず足下の賽銭箱にチャリーン&南無南無。すると左手に派手な花火が打ち上げられ出した。こちらは奉納花火なので奉納者の名前が読み上げられた後に打ち上げられるしくみだ。ここはやはり大仏様&花火はしっかり記録しておきたいところなので、三脚を広げるが、参道からではフィルムに収まらない。慌てて花壇奥に移動する。ここでも超広角レンズでないと厳しい状態だ。うーむ、大仏の大きさ、恐るべし。

さすがに大晦日の深夜、茨城の平原まっただ中という事もあって、非常に寒い。さぁ、花火と大仏さんの写真も撮ったし帰ろうか、なんて考えていたら何と読経がスピーカーより流れ出した。「皆さん、新年に向けて合掌してください」の放送が入りニカは無心に合掌、今年何とか乗り切れた感謝と来年へのお願いを込めて南無南無している横で、「ニカ!拝んでる場合じゃないって!」とウシ。ふと目を上げると、大仏の蓮花台座中央から発射されるミドリのレーザビーム数本。あぎゃっ!と呆気にとられるニカ。しかもそのビーム。読経に合わせて変化自在。凄すぎる!多数いるギャラリーからも低いトーンで「オオッ〜!」の声が。しゃ・写真だぁ、とシャッターレリーズボタンを押しまくるニカ。

 

読経が終わり、ビームの乱舞も終了、穏やかなお顔の大仏様がライトアップされ厳かに新年を待つ。段雷花火の打ち上げと共に新年が明けた。それに伴い打ち上げ花火の大サービス。先ほどの奉納花火の比ではない豪華さ!これでもかぁ、と怒濤のごとく上げられる花火に圧倒された10分間であった。これで年越しイベント終了。三脚を畳み苑内から出ようとするが、初詣に向かう人と帰る人で大混雑。やっとの事で外に出られたのであった。

大混雑の駐車場を後にして、オネー家に帰還したのが1時前だったので、思ったより遅くならなかった。とっても寒いけど、珍スポファンなら一度はいっておきたいエベントですね。年の初めから素晴らしいものを見せてもらいました。

写真:

リンク等:

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