38-2:静岡県 伊東市 ジュディオング資料館

所在地:静岡県伊東市八幡野1270-18

取材時期:2006年10月

ジャンル:展示&なまもの系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
伊豆の芸能人記念館といえば加山雄三記念館が有名であるが、伊豆高原にはジュディオング資料館というものがあるのを珍日本紀行(文庫版)で知った。大分前から是非取材したいなぁ、と思っていたのだが、今回の伊豆お泊り企画の際にやっと訪れる機会を得た。

まずはアプローチから。国道135伊豆高原駅近くから大室山方面に向かう。猫の博物館近くという情報をえていたので看板に従いMGを進める。すると道沿いの案内標識に ジュディオング資料館→ を発見。道沿いに走るもそれらしい建物が発見できないまま「猫の博物館」に辿り着いてしまった。仕方がないので、先にこちらを取材。帰り際に受付のお姉さんに「ジュディオング資料館ってどこですか?」と訪ねると、奥から地図を引っ張り出して探してくれた。そんなこんなで、やっと到着。大々的に「来てください!」と案内を出しているワケではないので、訪れる際は注意が必要だ。

知らなければ、伊豆高原にありがちな「ちょっと立派なお屋敷」くらいであるが、門から中に入って見るとムムッ、これはゴージャス。流石、台湾が誇る歌姫、ジュディオング様の別荘だけのことはある。「資料館へはチャイムを押して階下へ」とあるので早速ピンポ〜ン。入り口はなんだか一般家庭のドアのようだ。中から迎えてくれたのはジュディオング本人!っなワケないでしょ。係りのお姉さんでした。

受付で入館料800円を支払い、取材開始である。入ってまず目に飛び込んでくるのが巨大な絵。版画であるが、これはジュディさん本人が製作した作品なのだ。資料館というから目玉はあのヒラヒラした衣装だろうと予想していたのがはずされた。お姉さんの解説によるとジュディさん、現在は版画家として非常に有名で、数々の展覧会で入賞しているらしい。確かに絵としてみてもなかなかのものである。有名人の記念館に行くとたびたび感じるのだが、本職の他こういった別分野の芸術にも才能を発揮するひとが多いんですね。以前、リャド展を見に行った時に、ジュディオングの肖像画があり、どうしてリャドはジュディを描いたのだろう?と不思議に思っていたら、なんとリャドに合いにスペインまで行っちゃったんですね。その際にリャドから肖像画を描かせて欲しいと言われたとの事。こりゃ凄いわ。

さて前半の版画を楽しんだあとは、お約束のグッズ展示場へ。あまり広くはありませんが、一通り見て回ると彼女の半生が分かるような展示になっている。「魅せられて」のあの衣装が部屋中央にしっかり展示されている。先日テレビでこの資料館が放送されたときは、衣装前での記念撮影はOKだったようだ。入り口に「館内撮影禁止」と描かれていたので遠慮して切り出せなかったので、次の機会には是非お願いしてみることにしよう。


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