37-5:青森県 八戸市 蕪島 ウミネコ神社

所在地:青森県八戸市鮫町字鮫

取材時期:2006年8月

ジャンル:なまもの系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
青森の珍寺・珍社といえば外せないのがこの蕪島。なんで珍かというとウミネコ神社なのである。八戸の東端、太平洋に突き出た小さい島にウミネコ大集結ということで訪ねてみた。市街を走ると蕪島→の青看板が至る所にあるので迷いようがない。まてよ、青看板ということは観光地として公的に認知されているということだ。そうか、そんなメジャーな存在だったとは・・。

線路を越え、倉庫街を抜けると前方に海が見える。そしてその手前に小高い丘。周りに無数のトリが群がっている。うーん、ヒッチコックの世界だぁ、とMGを駐車場に進めるが、なんと駐車場にも鳥たちがたむろしている。しかも車が来るというのに一向に避ける気配が無い。仕方がないのでゆっくり前進するとやっと、ちょっと横に避けるといった有様。何とか駐車場にMGを停め取材開始だ。

海沿いなので風が強いためか、駐車場にいるトリ達は全て風上向きだ。よく見ると茶色いのと白いのの二種類いることに気付く。白いのは明らかにウミネコなのだが、茶色いのは?そうか!ウミネコのヒナですね(ヒナといってももう親鳥と同じくらいの大きさなのでわからなかった)。親鳥は目の回りが縁取られていて、なんだかとってもイヂワルそうだが、ヒナはカワユイ。駐車場に勢揃いするウミネコをかき分け、鳥居方面に向かう。鳥居はまさにトリイっぱい(なーんちゃって、おやじギャグかぁ)。目の前で軽自動車が交通安全祈願を受けてた。宮司さんも御祓いを済ますと、ぱっとビニール傘を広げ頂上の神社に帰っていった。

我々も続けと事前に準備した傘を広げるが、傘を差したままだと写真が撮れないので、フン攻撃覚悟の上で傘なしで参拝開始だ。階段を登る参道および参道脇に、いるわ・いるわ!ウミネコ&ヒナだらけ。参拝者も結構おり、珍社のわりには賑わっていますね。ヒナはまだ飛び立てないらしく、風上に向かって羽根を広げるもズルズルと坂を滑り落ちるやつもいたりして楽しめる。

山頂の本殿に辿り着き、まずはお詣りである。その後、社務所で御朱印をもらったり、交通安全ステッカーなどを購入したりで取材終了。車にもどってみると、左フェンダーにしっかり白い痕跡をのこされてしまった・・。そうそう、宮司さんに聞いてみたところ、傘を差すのはフン攻撃のため、というより親鳥の突き攻撃から身を守るためなのだそうだ。時期によってはヒナを守るために非常に攻撃的になることがあるのだそうだ。フ〜ン、ひとつ勉強になったのだ。

写真:
   

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