37-1:青森県 青森市 みちのく北方漁船博物館

所在地:青森市沖館二丁目2−1

取材時期:2006年8月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
青森はフェリーターミナルの直ぐ横にそびえるタワー。その横には何故かYS-11の機体?この博物館も例の「東北おもしろ博物館」に載っていた物件である。青森港から函館へのフェリー待ちの時間が少しあったので寄ってみることにした。 駐車場にMGを寄せると屋外にも多数の船が展示されている。バイキング船やらヨット等が広大な敷地に鏤められている。ふと防波堤の先を見ると、なんと北前船が海に浮かんでいるではないか?防波堤をよじ登り、早速写真撮影に取り掛かる。一通り散策したので、いざ館内へ。

入館料300円を受付のお姉さんに支払い、メインホールへ。 そこはドーンとだだっ広い巨大体育館というか倉庫というか。その中に所狭しと並べられる船・ふね・フネ。いきなり目の前にはベネチアのゴンドラ。うーん、陸に揚げられるとそのゴテゴテ感のため成金船の様にも見えるなぁ。さて順路は中二階へのエスカレータだ。早速上がってみると、そこは丸木船様の漁船がずらり170艘。全ての船に「活躍していた場所、元所有者、購入時の値段」などの情報が添えられている。うーん、良く集めたな! 中二階はこのようなちょっと古い船がぎっしり詰め込まれた回廊となっている。ぐるりと順路をまわり一階に下りてくる。すると倉庫中央にイカ釣り船。さすが津軽海峡、イカ釣りは欠かせないぜ!とよく見ると、網の上にはプラ板で作ったイカが載っているではないか!なんと芸の細かいことか。この他、体験コーナーもあり、端切れ板でおもちゃの船を作ろう!といった企画が執り行われていましたね。

一通り見て回ったあとは、展望タワーで青森の市街を一望。函館まで望めるかと思ったが、それはちょっと無理そうでしたね。売店で「船の博物館」オリジナルムックを発見し購入するか非常に迷ったが、今回は見送った。館外にはなぜかJASのYS-11が置いてあり、見学が可能である。博物館に入った人は入場無料との事なので遠慮無くタラップを登らせて頂く。飛行機はあまり詳しくないので、古くさい機内だな、程度の印象しかないが、解説を読むと機体の設計などを青森出身のエンジニアが行ったため、ここに展示されているとのこと。

みちのく銀行元会長・故大道寺氏が集めに集めた和船コレクション。かなり気合いが入っているので、漁業関係者でなくても一度は訪ねてみたい博物館である。

写真:

リンク等:
公式ページ

取材記録37に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ