36-7:秋田県 田沢湖金色大観音

所在地: 秋田県仙北市生保内字下高野82-117

取材時期:2006年7月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
前日に宿泊した西目湯っ娘ランドからR341が最短だ!と思い田沢湖を目指す。ところが、これがとんでもない酷道であった。対向車が来たら絶対にすれ違えない山道。しかもブラインドカーブの連続で全く気が抜けない運転を強いられた。協和のあたりでやっと普通の道路になり、あとはひたすら田沢湖方面に向かい、やっと辿り着いたはホテルタザワ、の駐車場奥にある田沢湖金色大観音。受付門からみても結構デケー。

早速取材開始と、受付小屋に近寄るも誰も居ない。仕方が無いので離れのレストランに入り聞いてみると、どうも昼食時で取り込み中だったらしく、拝観料はお詣り終わってからでいいよ、との事。それなら早速取材だ。まずは入口門からして強烈だ。上に載っているのは何者だ?その先の寺務所には「恐山のイタコ占い?」みたいな企画が執り行われているという掲示はあれど、イタコ居ず。まずは観音様だ、とババっと足下へ急ぐ。

じゃーん、巨大仏・巨大観音に付き物の「日本一の・・」。ここ田沢湖観音も「鋳造の黄金観音としては・・」日本一なのだ。そうだよな、高々35mじゃ、とても東京湾観音や高崎観音にはかなわんわな〜、などと思いつつ、まずは南無南無と、交通安全やら健康祈願など。さすが鋳造だけあって、横に何分割かされているため良く見るとダルマ落としダルマさんチックでもある。

さて、正面右手に「→幻想宮殿こちら」の看板。おぉっ!胎内巡りも出来るのかぁ、来て良かった!とそちらにダッシュ!ス〜っと観音様の足下に吸い込まれていったニカなのであった。で、その問題の幻想宮殿入口。案内看板と共に「撮影禁止」の文字が・・。うーん残念だがやむなし。F1にレンズキャップをして先に進むと、まずはガラス張り水槽の中にボワ〜ンと金ぴかお釈迦様。どうやら御来迎幻想ルームらしい。センサーでニカを検知し、なぜか水槽内に水が噴き上がる。何か有り難いお言葉があったハズだが、あまりにも秘宝館ライクの演出にぶっ飛び、良く憶えていない・・。

さらに進むと、正面右手のひな壇に坊さんマネキン。近づき用意されている椅子に腰掛けると、説教が始まる。一通り聞き終え、順路に従うと真っ暗な六角堂に入った。するとナレーションと共に壁に浮かび上がる様々な仏像、観音、法具などなど。マ・マンダラだ!しかも電動で中の仕掛けが次々と変化して行くぞ。こりゃスゲ〜ぜ曼陀羅宮!、と感動し、次の間「浄土三尊」へ。ステージ上の仏陀マネキンの前に巨大水晶玉。解説によると仏陀前の台座に乗ると自分の姿が水晶に映し出されるかも・・、などと期待を持たせるお言葉。早速乗ってみたが、シーンとしているばかりで動きがない。何度かトライしたが結局水晶には砂の嵐が映るばかりで、何だか空しくなってきたのでやめた。

さて次がメインの十二支本尊像。ここは種々の仏像さん達がずらり並べられているだけの空間と侮ってしまい軽くザッとみて通過してしまった。後で調べたところによると、この観音堂にこそ胎内洞窟があったのだ!しまった!水晶玉に気を取られていたか、ニカ!ということで、幻想宮殿終了。うーん、この珍スポ・ドライヴ感、たまりませんね。この他苑内には水子供養塔や七福神池などもあり、それはそれで要チェックです。またこの手のお気軽霊場には欠かすことの出来ない簡易版四国八十八カ所巡りもあるので見逃さぬよう。最後にやっと受付小屋でお姉さんに拝観料500円を渡した(当日はスペシャル割引デイでした)。デッドストックのテレカもしっかり押さえておきましょう。

写真:
   

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