35-8:山形県 高畠町 犬の宮・猫の宮

所在地:山形県東置賜郡高畠町高安

取材時期:2006年7月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度:☆☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
山形は高畠に犬の宮、猫の宮という珍神社があるという事だったので、リナワールドより直行してみた。高畠町内に入れば誘導看板が出ているので迷わず到着。まずは犬の宮より取材開始だ。しかし向かいの畑には「熊出没注意」の看板もあり、気が抜けないなぁ。

駐車場横に鳥井があり、その先が小高い丘になっている。で、その丘の先に社があり、そこがお犬様の神社だ。鳥井横に由緒書きがあり、それによると、昔々この地方の役人が年貢の代わりに子供を要求していた。実はこの役人、狸の化け物だったらしく、そいつらと死闘を演じたのがここに祀られている犬さん達。詳しくはリンクの縁起を参照のほど・・。フムフムと感心し石段を上に進むが、前日までの大雨で足元が非常に滑る。ソロリソロリと進みなんとか上まで到着。コマ犬2匹のお出迎えを受け、まずは神社に参拝だ、と本殿に近づくと、オットびっくりの建物。お参りに来た飼い主が愛犬の写真をあちこちに貼り付けてあり、本殿前が結構大変な事になっている。ニカは犬を飼ったことは無いが、写真を撮らせていただく関係で、一応お賽銭+パンパン柏手でお参りさせてもらった。愛犬の成仏(ってお宮に成仏は無いか?)を祈って貼っていった写真が大半かと思ったら、「いつまでも一緒に元気でいようね」などと、現在の健康祈願もかなりあるぞ。でも、やっぱりペット霊場としてお参りしている方も多く、なんだか切ないですね〜。

  

さて、お犬さんは取材終了ということで、お次はお猫様だ、と丘を降りる。鳥居を左手に数十m行くとそこが猫の宮。ここにも鳥居横に縁起板があるのでしっかりチェック。すると件の化け狸が退治されたにもかかわらず、怨霊として大蛇にとりつき、それを退治したのがタマだった、というお話。こちらもリンクを参照されたい。こちらは殆ど平地に建てられた神社であるが、少しだけ階段で上る。社殿の大きさは犬の宮とほぼ同じで、近づくと賽銭箱の前にノラ君が一匹寝そべっているところにお賽銭を放り込みお参りを済ます。

やっぱ猫の宮には野良猫が居なきゃね、と写真を撮り始めた。と、どこからともなくさらに二匹のノラ君が・・。ニカがフィルムを交換しようとしゃがんでバッグを開けたとたん、一匹が思いっきりバッグに寄ってきて、「エサかぁ〜?」と覗き込む。違うって、フィルムだってば!と言っても通じるはずが無く、さんざんつけ回された。犬の宮と同じで、健康祈願1/3、残りが成仏祈願といったところでしょうか、写真とお手紙で愛猫への思いを綴っております。珍スポと割り切ってしまうのは何だか違う場所の様な気がしたニカでした。今度はキャットフード持参でお参りさせていただきますよ〜。

  

リンク等:
犬の宮縁起
猫の宮縁起

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