35-4:静岡県 伊東市 うさみ観音寺

所在地:静岡県伊東市宇佐美天気山3496-205

取材時期:2006年6月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
伊東からの帰り道。前からちょっと気になっていた宇佐見観音にちょっと寄ってみることにした。R135を北上しつつ、このあたりかなぁ、と山腹をみると彼方の見えるは大観音。それほどデカイわけではないが、ミドリの山並みの中腹にしっかりといらっしゃる。直ぐに見えなくなってしまったが、おぉ!っと国道を折れ、それらしき方向へ向かった。しか〜し、なにやら住宅街へ迷い込んでしまい迷子に・・。ナビにも宇佐見観音なんて出てないしな?

ジャーン、こんな時に役立つは、最近手に入れたウィルコムZERO3。こいつはPHSのくせにウェブブラウザもついており、当然インターネットに無線接続ができる。もちろん通話もできるし、フルキーボード付きなので長文メールもラクラク。通信が遅いのがちょっと残念ですが、気軽にウェブにアクセスできるのはありがたい。早速車内から検索をかけると直ぐに分かりました正確な場所。で、小雨の降りしきるなか、取材開始ですね。

 

まず駐車場入口の県道に面したレストラン券売店。なんと船型建物で安針丸というらしい!内部探索は最後のお楽しみで、まずは本堂に向かう。拝観料500円を支払いまずは仏像資料館から・・。内部にはチベット?ネパール?からの仏像など多数あり。日本国内のものとは少し違うテイストが楽しめるようになっている。静かに拝観させてもらっていると、なにやらガヤガヤとジジババの集団が押し寄せてきた。入り口付近にある幼少仏陀像を撫で撫でしながら「や〜、わしゃ、腰が悪いからの〜」などと言っているようだ。さらには道中のバスに酔ってしまったのか、ベンチに横になるおばちゃんも・・。大変な集団がやって来たようなので、先を急ぐことにした。

順路は二階。おぉ、いきなり売店で、売り子のおばちゃん達が手ぐすね状態。普通、売店は最後だろ最後!木彫七福神や仏像、お守りからお線香などお寺なら普通に売っているものに混じって、幸運の赤パンツや開運ズロースまで置いてあるので気が抜けない。中でもおばちゃんが執拗に勧めるのが「お金の貯まる財布」。こんなものに大枚叩いていては貯まるものも貯まらないのでは?で、売店で購入したのは観音寺紹介リーフレット100円也(パンフも有料かよ)。

  

資料館をあとにし、雨の降りしきる中、回廊をどんどん登る。途中「水掛観音」や「夫婦橋」などを通過し、ふと見上げると地蔵一大集積基地。な・なんとこれ全て水子地蔵さん達。きちんと番号札が付いているので、自分がお供えした地蔵を間違えないように配慮されているのだろう。それにしても凄い数の地蔵だ。ニカ家もこの辺りをウロウロしていると、「水子のお参りか?」と間違われそうだが、心の中で「違うんだ〜、単なる珍スポ取材なんだ〜」と心の叫び。と言いながら前を歩くカプールに対して「うーん、若いのに大変だね〜」などと思ってしまうのは仕方ない事なのですね。

 

さて、だいぶ登って来たが見所満載なので、なかなか観音さんに近づかない。日本一の七福神(大きさでは明らかに日本一ではない)石像や、立派な本堂前を通過しやっと辿り着いたは大仏舎利塔。内部に入ってみると1mくらいの木彫仏像が・・。お顔の彫りの貧相さ加減がどこかで見たことあるような?と考えていたら、そう飯田は貧乏神神社の貧乏神そっくり!そうかぁ、ビンちゃん、ここにもいたか!とすっかり嬉しくなってしまった。大発見に満足し、さあお次は本丸の大観音だ、と思ったら何とこれより先通行禁止。工事をしているらしく、観音台座内部にあると思われる宝石観音を拝むことはできなかったのだ。安針丸のおばちゃんに聞いたが、再開の見込みはたっていないという。うーむ残念、「日本一の高さ50m」のうさみ大観音足下まではお参りできないのであった。

  

「この先は工事中の為、拝観できません」の看板の横に、もう一つ看板ありで、
「この山道は幸福を招く山道です。これから先は二百円払って鐘をを叩いてください。宝石観音を無料で拝観できます」

って二百円は無料じゃないだろう!と突っ込みいれたくなるが、工事中じゃ仕方ありませんね。それにしても「日本一!!宝石観音 百体お見せ致します」の大段幕にはそそられるぜぃ、見てぇ〜!あとは坂を下り取材終了。安針丸で冷たいお茶をごちそうになり、土産を物色してみると、おぉ、これは便利のカード型印鑑を発見。ちょうど自分の名前も見つけたので早速1050円で購入してしまった。カードにはしっかり「うさみ大観音寺」の文字と大観音イラストまで入っている。珍スポファンには見逃せないグッズ、特にバイク野郎に印鑑は欠かせないですからね(捕まったとき指紋を採られるのって屈辱的なんですよ、だからニカは常に印鑑を持ち歩くのです)。

リンク等:
公式ページ←凄いURLだ!寺はCompanyなのか?

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