34-7:大分県 別府市 ケーブルラクテンチ

所在地:大分県別府市流川通り18丁目

取材時期:2006年5月

ジャンル:レトロ系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:
昭和レトロの雰囲気がぷんぷん漂う懐かしの遊園地が、未だに残っているという噂を聞きつけ、やってきました別府はケーブルラクテンチ。現在は「ワンダーラクテンチ」と改名しているが、本質は変わらないハズ、と思い大分の健康ランド豊の国から直行しました。入口に到着するだいぶ前から山の斜面に張り付くケーブルカーを発見。迷わず到着で、入場券を購入する。乗り物や遊具とのセット券だとお得なようであるが、ニカの目的は内部の調査のみなので、ケーブルカー往復と入園料のセット券1200円也。

早速ケーブルカーに乗り込み出発を待つ。外観は塗り直されているようだが、かなり年季の入った車両内部には昔の白黒写真などが掲示されている。客が車両いっぱいになったところで出発!ちょうど斜面中央で登り降りがすれ違うようになっている。車体は昭和26年製なのだそうだ。山頂駅に到着すると、左手に稲荷さん。ちょっと丘を登ると創業者のおじさんであろうか、立派な銅像が建っているぞ。

 

少し進むと、おおっ、これまたベタな「アヒルのレース」。おじさんの語り口上がそれは見事なので、絶対見逃さぬよう。ニカは赤首輪のアヒル君に100円賭けたが、見事外れてしまった。さて、その奥はサファリ気分が味わえる射的軌道。さすがに男一人では恥ずかしくて乗れなかったが、奥にある旧食堂&植物園はしっかり楽しませて頂いた。

 

入園前から気になっていた「天国とバブル地獄」。ひっそりとラクテンチにも存在したか!地獄め、と矢印方向に向かう。すると大きな書き割りが見えてきた。この看板の裏に目眩く地獄ワールドが・・・、と期待したのだが、どこを探しても入口無し。そう、この書き割りが地獄だったのだ。恐らく何らかのアトラクションがあったはずで、あまり評判がよろしくないため閉鎖になったものと考えられる。周りを探してみると、妙な観音像が建っており、そのお顔が吹き出す硫黄煙により真っ黒になっているのが、地獄っぽいと言えなくもないが・・・。

 ←「天国大観音」あらためて見るとなんと不吉な表情だろう!!

さらに進むと営業を終了したレストラン。重ねられた椅子が程良い寂しさを演出しているのだった。これで取材終了。噂通り昭和レトロをそのまま味わえる貴重な遊園地だったのでした。

写真:

リンク等:

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