32-8:京都 かぐや姫竹御殿

所在地:京都市西京区松尾万石町51

取材時期:2006年4月

ジャンル:展示系&お祈り系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
かぐや姫を祀る御殿が京都は鈴虫寺の近くにある、という事なので、あいにくの雨のなか行ってみた。松尾駅から鈴虫寺の案内表示を頼りにひたすら歩く。間違っても「竹御殿→」などという誘導看板は無いのでご注意を・・。ちょうど桜が満開の季節、しっとりと雨に濡れる桜もなかなか良いモノです。10分ほど歩くと、大型バス集積所に到着。その横にちんまりとした入り口発見。オバサマ達の集団がガヤガヤと鈴虫寺に向かう中、ゴテンへの門をくぐった。

左手にこれまた古めかしい受付窓口で入場料300円を支払い中に入る。すると庭園中央に全ての調度品が竹で作られたという座敷が現れる。天井から壁、飾ってある鶴まで全て竹。うーん徹底している。解説してくれるおばちゃんの言葉にいちいち驚くニカではあった。この場所があの竹取物語発祥の地なのだそうだ。しかしあの物語、光っている竹をバッサリ切ったら、中に入っている赤ちゃんの首までバッサリとなっても不思議ではなかろうに・・・。

さて次は奥にある本殿である。金閣寺をイメージして造られたという、こぢんまりした塔内部には先客のお姉さんが・・。靴を脱いで上がり込むと正面にかぐや姫の像、これがご神体なのである。正座しているお姉さんに習って、ニカも正座。お詣りの御作法を教えていただくと、二礼二拍二礼と神式で、とのことなので、パンパン・ペコリとやらせていただく。

その後、お姉さんのお話を聞かせていただいたところ、このゴテンでは月二回程度勉強会が執り行われており、今日はちょうどその日にあたるとの事。神霊占いによる人生相談みたいなもののようです。千羽鶴の束がいくつも下げられており、ちょっと怪しげな雰囲気もありますが、落ち着いた良い場所ですね。観光客も殆どいないし、京都の穴場的なスポット!また行ってみたいです。

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