31-3:東京都 陸上自衛隊 広報センター 

所在地:東京都練馬区大泉学園町

取材時期:2006年2月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
「見学の達人」を読んでから、是非行って見ねば!と思いつつ、混雑する環八を抜けるのがイヤ(本当は単に寒いだけ)だったので、なかなか取材に行けなかった埼玉は朝霞にある「陸上自衛隊広報センター」にXJを駆った。朝、この冬一番の冷え込みにもめげず三京・環八と順調に推移し和光で245に入ると直ぐに到着。「りっくん」と「あさか」というタマゴお化けのような陸自イメージキャラがお出迎えだ。しかしなんで「りっくん」には「くん」がついていて「あさか」には「ちゃん」が付けられていないのだろう。やっぱ、自衛隊は野郎どもの世界なのだろうか・・(ウェブを調べたら、「ちゃん」付けられているものありました)。

 

駐輪場にバイクを停め、いざ取材開始。まずは受付に向かう。カーキ色制服の強そうな受付お姉さん(通常の博物館の受付嬢のような愛想は皆無)に、案内パンフを貰い、館内へ。入館料は当然無料だ。エレベータで二階へ!の指示に従い順路通りに進む。エレベータが開くとそこは司令室のようなパネルあり。その右奥には陸自の歴史展示コーナーとなっているではないか。さらにその向かいには陸自資料室!戦車の3D写真コーナーや戦車・装甲車のプラモコーナー、きな臭い雑誌総ざらえブースなど、軍事ヲタクには堪らない場所となっている。階級章のパネルなどもあり見逃せないのだ。

 

一通り資料を眺めた後はメインステージである1F吹き抜け展示会場だ。まず中央に戦闘ヘリAH-1Sコブラが鎮座。機関砲やらロケット砲など多数装備。その正面に巨大な戦車90式(愛称きゅうまる、だそうです)。ひゃ〜でけ〜、茨城県民もびっくりの大きさだ!その横にはフライトシミュレータもあり、ちょっと試したかったがオコチャマ長蛇の列だったのでやめた。目立たない一画には偵察用オフロードバイクもある。HONDA XLR250をベースに陸自特別仕様になっているのだろう。コスプレコーナーもしっかり準備されており、無料で迷彩姿になれるらしい。こちらも長蛇の列なのでやめた。

  

さて、この広報センターの目玉は・・というと、やっぱり3D劇場ですね。ニカが見せられたのは、レンジャー訓練模様をドキュメンタリー風に15分程度にまとめたもの。陸自隊員の中から特別に選別された優秀な隊員をみっちりしごいて特殊作戦要員に育て上げる物語。訓練の最高責任者であるおじさんが解説をしているのだが、あまりにも厳しい訓練のためか、最終訓練を終えて駐屯地に帰還してくる隊員を紹介しながら感極まって涙ぐんでしまうシーンも・・。でも結局、彼ら選り抜きレンジャー隊員たちは帰還したとたんに災害救助派遣隊として出動するのだった・・・・、という物語。ちょっとシュールで楽しめました。この他、2種類の3D映画が楽しめるようになっておりますので、是非どうぞ。

中庭に出ると「地下司令室↓」の看板あり。階段を降りると穴が掘ってあり確かに司令室のような雰囲気は出ていましたが、「だから何?」。地上に戻り中庭を一週する。ここには対空砲を載っけた装甲車や戦車、水陸両用車などが鎮座する展示場となっている。軍事ヲタクにはともかく、一般人であるニカはすでにお腹いっぱいになってきたので、ここらで退散と相成りました。まあ、こう見ると自衛隊は装備上はもう立派な軍隊ですね。やはりこれは憲法を変えるか、本気で自衛隊を無くすかしないとやっぱり矛盾しますね。

  

うーん、難しい問題だ・・、などと悩みながらセンター外へ。おお、外観を写真に納めねば、と思い写真を撮りまくっていると守衛のおっさんが寄ってきて「こらぁ、写真はだめだぞ!あんた何者だ!」と怒られてしまった。広報センターの外観は撮っても良くても、公道から駐屯地に向かってシャッターを切ったのがどうも気に入らないらしい。こっちもカチンときたので「撮られて困る物を公道から見える場所に置いておくな、ボケ!」と反論しようかと思ったが、フィルムでも没収されたら堪らん、と思い「そうなんですか、すみませんね」などとごまかしてその場を去ったのであった。いや〜、気分悪いわ〜。


写真:

リンク等:
公式ページ

取材記録31に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ