30-9:宮城県 仙台市 仙台大観音

所在地:宮城県仙台市泉区実沢字中山南31番地の36 大観密寺

取材時期:2005年11月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度:☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
仙台に来たら・・・、やっぱ仙台大観音でしょ!ってことで、二回目になりますが行って来ました。しかし公共交通機関を使って大観音に到達するのがいかに大変か、身をもって体験したのだった。

まずは仙台駅より仙山線で北山駅まで。駅を降りたら客待ちタクシーでもいるだろう、と呑気に構えていたのが大誤算!駅前にロータリーなど存在しない。ホームエンドの改札を抜けると、直ぐに民家&狭い路地。仕方がないので遙か彼方に「ぬっ!」と見える大観音様に向かって歩きだした。まあ、観音さん、超デカイので、方角を見失うことは無いのがせめてもの救いか。しか〜し、歩けど歩けど一向に観音様が近づかない。みぞれ混じりの雨も降りだす中トボトボと歩いてゆくとバス停があった。路線図を見ると15分後に来るバスが「仙台大観音前」というバス停まで連れて行ってくれることがわかった。それならっとバスに乗り込み、いざ観音様足下へ。いや〜、バスに乗って良かった。バス停にして7つくらいあったろうか?車窓に近づく観音様を眺めながら車内から観音様激写。完全に怪しいオッサンとなったニカなのであった。

さて、やっと到着し降りてみると前回は気づかなかったが大きな宿泊施設がある。その名もホテル大観音、ってワケはなく「ニューワールド」というホテルである。大観音の新世界とは全くテイストの違うものを掛け合わせちまったぜ、と感心しながら進む。営業的には何か関係あるのだろうか?小雨の中、地元の薬局チェーン「だるま」で購入した300円ビニール傘を差して観音胎内入り口に近づく。その間にもペット供養塔があったり、妙な龍がいたりで楽しめる。さあ、龍の口から観音胎内にいざ進め!

右手に受け付けブースが現れ、拝観料500円にて入場。お守り等も取りそろえてあるが、御朱印の準備をお願いして、まずは一階から探索開始!ここは勇ましい十二支神将がずらり。なかなかの迫力です。くるりと一回りして順路に従うと、お次はなんと賽の河原ジオラマ。なんだか、ちょっと前に見た人間教育館みたいだな〜、などと思っているとその先にはミニチュア地蔵てんこ盛り。その隣に祠ありで、水子供養場所となっている。さすがに写真を撮る気になれず、そのまま通過。そこからはエレベータで一気に最上階だ。

あれ〜、最初に来たときにはいらっしゃらなかった(もしくは気付かなかった)木彫りの等身大・大黒様が・・・。お触り大黒様で、気になる箇所をさすると、そこが良くなるらしい。大黒様、なぜかお腹がテカテカに黒光りしているのだ。その横にはパワーストーンが祀られている白木の神殿用祭壇。うーん真言宗だから、まあ良いことにしておくか。一応手を合わせ、心を静める。パワーストーンブースを抜けると、そこからが仙台大観音胎内の見せ場。吹き抜けグルグル百八体石彫観音展示攻撃の始まりである。

観音様胎内の中央にエレベータが通っており、エレベータ筒に沿ってグルリと十体前後の石仏が立派な木製棚に納められている。ライティングも非常に凝っており、何となく荘厳な雰囲気。108の煩悩を打ち砕く石仏を、各階を下る毎に楽しめるようになっているのだ!とは言うモノの、2・3フロア見ると、もう既にお腹いっぱいとなり、あとはダラダラと下るのみ。しかし、内部のゴージャスさでは日本一ではないだろうか。これを見るだけでもわざわざ仙台まで来た価値があるというものだ。

最後に出口付近にあったパネルで確認したのだが、これを建立したのは菅原 萬というヒトらしい。いったい何者なのだろうか・・・。今度はまた晴れた日に来てみたいものだ。

写真:

リンク等:
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