30-10:宮城県 仙台市 地底の森ミュージアム

所在地:仙台市太白区長町南4-3-1

取材時期:2005年11月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
仙台の珍スポ取材第三弾は地底の森ミュージアムだ。特に珍スポ情報があったわけではなく、ただ何となく名前がマニアックだから・・。仙台武家屋敷から仙台駅に戻り、地下鉄に乗り換える。仙台の地下鉄は初めてだが、所詮地下鉄は地下鉄であり横浜市営地下鉄と大差ない車内で揺られること10数分。長町南駅で降りる。地上に出るとそこはもう仙台郊外の住宅地。かろうじて「地底の森ミュージアム→」を発見しそちらの方角に向かう。



しばらく歩くと何やらこんもりとした丘が現れた。入り口らしき所に表示があることで、かろうじてここがミュージアムであることがわかるようになっている。

それでは早速取材開始。スロープを降りると自動ドアが開き受付にお姉さん二人。入場料400円を払い妙に湿度の高い館内を進む。廊下の先、左手に広がるはアイスホッケー場くらいの円形の広場だ。おぉっと近づくと、一段低くなったところに妙な根っこがウジャウジャいるぞ!ちょっと先におじさん二人組。その一人がニカを手招きしているのだ・・・。「あんたにも解説してやるから聞きなさい」、そう、おじさんはボランティアの解説員なのだ。おじさんの話によると、この地底の針葉樹は約2万年前に埋もれた木達で、現在は本州に自生していない種類なのだそうだ。小学校を建設しようとこの場所を掘削した時に発見され、その後ミュージアムとして保存されている(問題の小学校はここから少し先に造られたのだそうだ)。

この森跡地には縄文人がたき火をした痕跡も残されているようで人間がたき火をした証拠がいくつも見つかっている(らしい)。しばらくおじさんの解説に耳を傾けていると、周りが急に暗くなり円形の森中央上方より垂れ幕が下がってくるではないか!すると縄文人たちの狩りとたき火の様子が映し出され、無言の映像が流れるのだ。す・素晴らしすぎる演出。しっかりと堪能させてもらったぞ。

さて円形劇場を離れ、次の順路は二階である。ここは地底の森で見つかった鹿のフンとか、土器とかが展示されている。こちらはサラッと通過した。なぜこんなに贅沢に資金投入されてこのミュージアムが造られたのか謎の施設だなぁ、という印象を残し取材終了。近くまで来て、時間があったら寄ってみても良い美術館であろう。


写真:

リンク等:
公式ページ

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