28-9:岐阜県 高山市 飛騨大鍾乳洞 大橋コレクション館

所在地:岐阜県高山市丹生川町日面1147番地

取材時期:2005年9月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
最近、洞窟取材にハマっており、勢い余って飛騨大鍾乳洞にまで来てしまったのか、というと、そういう事ではなく、鍾乳洞併設のお宝収集館である大橋コレクション美術博物館を目的にやって来たのだ。菅生神社取材の後、高山市内で甚五郎ラーメン(高山ラーメン)をすすり、近くのスーパーで土産の「どろぼう漬け」などを購入した後、R41を北上。県道89を東へ向かう入り口を見失い、ウロウロするうちに雲行きが怪しくなってきた。すると大粒の雨。やっと89に入りしばらく走行するうちに、もう土砂降り。仕方がないのでラブホ入り口の駐車場で雨宿り。一向に止む気配が無かったので雨具等完全装備に着替え、強引に出発。雷はそこら中に落ちるは、対向車の跳ね上げる雨水(もう水しぶきどころではない)の壁でずぶ濡れになるはで、さんざんな状態。もう死ぬ思いで大鍾乳洞にたどり着いた。

何とか屋根のある場所にバイクを止め、雨具を脱いで取材開始体制に入る。幸い服の中までの雨の侵入は防げたようだ。まずは受付で入場券(鍾乳洞とのセット券)1000円を購入し、取材開始。階段を登った2Fからがメイン展示室。いきなり出ました!2億円の金塊。その名も「ふれあいの金塊」、名前の通り実際にお触りもできるのだ。その先には巨大象牙宝船、真珠で造った大阪城、黄金に輝く御輿と五月人形。さらに「日本一 飛騨大酒呑獅子」と書いてある獅子頭もいるではないか。まさにニワカ成金が飛びついてしまう代物ばかりで興味深い。だって真珠で出来た巨大大阪城だよ〜、なんで真珠で造らないかんのか、全く理解できん。

  

さらに進むと「一角獣の角」(出所はかなり怪しい)や「虎のチンコ」などナマモノ系も目白押し。両側の陳列ケースには古今東西の焼き物名品がずらり。同時に入ったおっさんご一行様の中にどうやら詳しいのがいるらしく、「うーん、これは偽物だな・・・」などと解説している。このコレクションは高山で木材業から身を興し、戦時中軍需工場・戦後は「自動ノコギリ安全カバー」で儲け、昭和30年代には神戸で自動販売機の製造で財を築いた故「大橋 外吉」氏が蒐集したお宝を展示した博物館なのだ。その大橋氏が満足していれば、別に偽物だっていいじゃないか!ちなみに大鍾乳洞を発見したのもこの大橋氏なのだそうだ。

 ←故大橋氏

一通りコレクション館を見せていただいた後は、大鍾乳洞だ。コレクション館3Fから架けられた橋を渡り鍾乳洞入り口へ。順路通り進むが特に珍な展示は存在しない。ただ強いて言えば各見せ場の命名がおかしい。例えば「竜宮の夜景」「ローマの遺跡」「ナイアガラ」「王冠」など、まあ見えなくも無いけどね。「大」鍾乳洞と謳うだけあって、さすがに内部は広い。全部巡ったら30分くらいかかってしまった。外の大雨のせいか洞内部を流れる水も勢いがあるようだが、雨は止んだかな?などと心配しているうちに出口へ。すると、やはりありました珍スペース、巨大チンコ石像が祀ってある神社あり。そこには「日本一の男子宝物石器 (重量3t)撫でてさわると子宝と幸福を与えます」とある。うーん、説明不要ですね。

 ←子宝地蔵

外に出ると空はすっかり晴れ上がっており、これからの帰宅路の天気の心配が無くなり、ホッとしたのだ。ところが中央道諏訪IC過ぎたあたりで、またやられました大雨に・・。ほんとこの日は憑きのない日でした。とほほ。

写真:

リンク等:

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