横浜のおしゃれスポット・ランドマークタワー。その隣に三菱重工横浜ビルというのがあるのをご存知であろうか。知ってるよ、と言う方でも同じ建物内に重工がこれまで手掛けてきた様々な創造物が展示してあるマニアックな空間があることを知っている御仁は少ないであろう。最近あまり評判の良くない三菱の展示館を取材してみました。
まずは桜木町駅より徒歩にてランドマークタワーを突っ切る。さぁ、いざ取材！と意気込んで正面玄関よりズンズン進もうとすると、入った瞬間より警備員に取り囲まれてしまった。「あ、あの〜、ここに展示館があるって聞いたんですが・・・」と弱気なニカ。「それなら入り口は反対側だよ」と警備員。そうだよな、一般の人は重工ビルなんか簡単に入れないよな〜、爆弾持ってるかもしれないしな（歳がばれるな、こりゃ）。
で、一旦外に出てグルッと回るとありました、入り口が・・。早速中に入ると広いロビーの先に受け付け嬢二人。大人３００円チケットを自販機で購入し、取材開始！基本的に青少年向けに味付けされているようであり、しかも現在夏休み真っ直中ということもあり、館内は結構ジャリジャリしている。環境展示から入るが面白くない。で、次の間のテーマは宇宙。こちらは楽しいぞ、三菱が造ったロケットエンジンとかが偉そうに展示してあったり、宇宙服が触れる近さでみれたりするのだ。そういやロビーには上手く軌道に乗らないので有名なＨ２ロケットの模型なんかもあったな。
次なるは海洋コーナー。「しんかい6500」のカットオフモデル内に思い思いの作業をするマネキン達がいる。また水深によりどのくらいカップヌードルのカップが小さくなるか？の展示あったりでちょっと面白い。さらに進むと建築ゾーンへ。ここは横浜、ベイブリッジを造ったのも重工だぜい！と言わんばかりに橋の模型。
順路は２Ｆへと続き、エネルギーゾーンとなる。見所はなんといっても原発でしょう。イエローケーキってこんなんだったんだ〜！また奥の方ではフライトシミュレータもあるそうなので、興味のある方は是非乗せてもらいましょう。さて順路通り行くとオコチャマ休憩所の陰にひっそりと佇むマニアックなコレクション。そう、三菱の関与した戦前・戦後の軍用機・戦艦等の模型を展示するコーナー。こ、これは・・・。そうだよな、重工さんはこの手のきな臭い乗り物は大得意だからな〜、などと感心しつつ進むと次はターボチャージャーの仕組み、なんて展示で「これは三菱自動車の展示室かよ」なんて思わせる箇所もあったりするのだ。
これで一通り見学終了。階下に降り出口の先には売店が待ち構えている。特にコレ！といったモノは無かったが、フリーズドライの宇宙食なんかは面白いかも。無重力状態で青い地球を眺めながら食べる「たこ焼き」はどんな味がするのだろう？？青のりを振りかけようとして船内にブチ播かすヤツはいないのだろうか、などといらぬ心配もしてしまいそうだ。
ふぅ〜、と取材を終え外に出ると妙ちくりんなオブジェ。未来を指さす少年少女といったところか・・。
