27-9:群馬県 高崎市 山田かまち水彩デッサン美術館

所在地:群馬県高崎市片岡町3-23-5

取材時期:2005年6月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
ちらっと聞いたことはあったが、「エレキの練習中に感電死したお間抜けな青年」くらいの認識しかなかった、かまち君の資料館兼美術館が高崎白衣観音近くにあるので、ついでに寄ってみることにした。

何でもない住宅街の真ん中にそれは存在するため、辿り着くのに一苦労。近くをバイクで何往復もしてやっと発見できた。すると館長らしきオッチャンが知り合いのオバチャンと外で立ち話。その横にバイクで乗り付けるとナンバーを見て「おお、横浜から来たのか、まあどうぞ入ってください」。

入館料500円を払い取材開始。館長さんの計らいにより特別に写真撮影の許可を頂けた。「混んでる時は絶対だめだけど、今日は空いてるからね写真もOKにしとくよ」。う・うれしい。まずは一階のパネルからじっくり読ませていただく。基本的に子供の頃から天才芸術家だったんですね、かまち君。3歳の時に幼稚園で描いた動物シリーズ。これが3歳児の作品か〜!!と驚くべき完成度の高さ。しかも、おこちゃま・かまち君、なにも参照せずに一気に書き上げた動物たちは20点近い数である。大人でもここまでしっかり観察し特徴を捉えるのはかなり難しいぞ、恐るべき園児だ。

ここには中学・高校時代の油絵も展示してあり、そのどれもが迫力がある。主張したい事があるから絵を描く、ギターを弾く。絵の具、ギター、ペンは彼の主張を表現する手段に過ぎない。しかし亡くなった後、自分のネタ帳が公開されるのもどうかな、と思うのに、なんと浪人中に認めた恋文まで公開されてしまったとは・・。かまち君、ちょっと恥ずかしいかも。でもその文章の凄い迫力に引き込まれて最後まで一気に読まさる(←エセ道弁)。

二階にも彼の作品多数あり、例のエレキも実物があるではないか。すごいなぁ、彼が生きていたらニカよりちょっと上なので○○歳か・・。うーむ、どんなミュージシャンになっていたんだろう?高校時代にあの氷室京介とバンドを組んでいたんだからなぁ〜などと、すっかり「かまちワールド」にハマっちまったニカは、受付で作品集の購入に至るである。

写真:
  

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