27-4:群馬県 館林市 子神社(通称:子の権現)

所在地:群馬県館林市赤生田町2215番地

取材時期:2005年6月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:

6月も終盤となり、そろそろ本格的な梅雨到来の季節。珍しく週末は天気が良さそうなので、取材の薄い北関東へ出かけてみることにした。目指すは群馬。午前中はジャパンスネークセンターをメインに考えて朝6時前に出発。首都高・東北道と快調に飛ばし、館林ICで高速を降りる。コンビニで缶コーヒー休憩をとった後、国道354号を館林市街方面に走っていたときである。

「足腰の神社・子の権現←」

うーむ、これは寄り道するしかないでしょう!とXJを左折させ、ちょっと走ると、ありました〜。本堂側面におびただしい数のステンレスワラジ。渋い朱塗りの建物にギンギラ光るミニワラジ!かなりシュールな光景である。

さて、正面にまわり、まずはお参り。パンパン・柏手に、お賽銭ちゃり〜ん。ふと、横を見ると由来を記した看板が・・。それによると

創建不詳。子神社は明治初年神仏分離後の名称で一般には「子の権現様」で知られている。現在の社殿は明治二年(1869年)に改築されたもの。伝説には御祭大己貴命は非常に旅好きの神様でそして大変な健脚の持主で鉄の草鞋をはいて旅をしたと言伝へられております。それにあやかって何百年も前から鍛冶屋で草履作り又手作りの草履にて祈願を致しております。大祭日には氏子を始め遠近の崇敬者諸々の信仰厚く門前境内は参拝者にて列をなします。花火奉納神楽余興等行はれ数多くの露店も並び祭に華を添えております。足腰の神様として近郷近在にない御利益のある神様で関東各地より参拝祈願される者多く又大願成就御礼の額に収め奉納されております。
御参拝方々の御健勝と御健脚を御祈念申し上げます。
子神社 氏子総代一同

と、ある。なるほど、鉄ワラジを履いた神様・大己貴命(なんて読むの?)にあやかってステン・ワラジに願い事を書いてしまうワケね、ふーん、と感心しながら境内をうろつく。良く見ると素ステン・ワラジが社殿横の看板に沢山ぶら下がっている。これは一足500円で販売されているようで、これに願い事を書いて賽銭箱奥の投入口に突っ込んでおくと神主さんがお祈りを捧げた上境内に掲示してくれるシステムになっているみたいだ。うーむ、ニカは今特別に足腰で困っているわけではないので、特に祈願用ワラジは購入しなかった。「腰を治してください」「首・肩・腰が治ります様」と結構切実なものから、「いつまでも足腰がじょうぶでゴルフができますように・・」などというチャッカリ系のものまで、この手の祈願札は読み出したら止まらない。

そうそう、社殿正面に祀りが執り行われた時の写真も掲示されているので、見逃さぬよう!

写真:
  

リンク等:

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